ETAP5 (Hongor〜Zoumod)

 

今日は朝から調子が良くありません。熱もちょっとあるようです。
朝から80kmのリエゾン。今日は砂と分かっているので憂鬱な気分でリエゾンをこなします。リエゾン後半、昨日まではコーションで書かれていたくらいのギャップが予告も無く現れます。注意しないと突っ込んで怪我してしまいそうで怖いです。気分が乗らないものだからペースが上がらす次々に越されていきます。リエゾンの後半には西村さんに遭遇しました。越す気もせずに今日もまた付いていきました。全く…
確かに西村さんのペースが一番安全で確実なのです。リエゾンの最後の数キロはCAP走行で砂、砂、砂。砂丘へのアプローチです。この砂はキャメルグラス付きでまっすぐ進めません。まっすぐ進んだら巨大なキャメルグラスに突撃してクラッシュです。またまた苦手な路面です。SSのスタート地点が見つからなくてウロウロしていたら前から旦那様が現れました。旦那様も、迷子の様で既にデューンを満喫してきた様子です。遠くにヘリとそれに群がるバイクを発見しました。その方向へ向かって走ったのですが、ここでも数百メートルの間に4回ほど転倒しました。足を引っ張ってスミマセン。それからSSが思いやられます。


SSスタート時間まではまだ30分ほど時間があるので休憩です。さすがにデューンまで来ると日なたは暑くてジャケットを着た状態では蒸しあがってしまいそうです。A-TECパジェロのドアが開いていて日陰が出来ていたのをいいことに影で休ませてもらいました。地面に少しでも草があると涼しいのだけどデューンではそれはムリですね。スタート時間が近づいてきてちょっと準備をとデューンの出口までのマップを一通り覚えました。デューンに入ったらきっと地図なんて見るヒマありません。しかしデューンと砂が長かったらどうするつもりなんだか・・・

砂丘から始るSSもECO部門からスタートです。プリウス、インプレッサなどはスタート地点の15mほど手前から助走をつけてフカフカの砂に入っていきました。次にラリー部門が上位からスタートです。上位のほうは良かったのですがだんだんスタートラインのあたりが掘れてフカフカになってくるとスタートしてすぐにスタックする人が増えてきました。そろそろ私の番なんですが…私もちょっと後ろの掘れていないあたりからスタートすることにしました。だって砂は苦手だしみんなこけそうになるし、フカフカの所を通るときにスピードが出たら何とかなるかなと思って。

さてさて、スタート直後数名がこけていたフカフカな砂も通過し、どうにかスピードに乗せることに成功しました。道が何処にあるのかなんて分からない分からないけど、とりあえずワダチを追っていきました。デューンの裾野と言っても少しは起伏があるわけで山を登って…下りに差し掛かった瞬間、今年もこけてしまいました。バイクにはさまれてどうしようもありません。後ろから来た小澤さんが起こしてくれました。デューンの影で後続から見えない所でこけたので後続の方々へ止まるように知らせてもらったりお世話になりました。起してエンジンをかけて再スタートしようとするんだけどバイクは前に進まずスタック?してしまいました。後輪はスイングアームまで埋まっています。う〜フルタンクに近いときにスタックか…。持ち上げようとしても足場が悪いのとフルタンクで重いので上がりません。だからといってもう一回倒したらこんな重いバイク、起こせません。後ろから来た西村さん、私を見るなりバイクを押してくれました。ようやく脱出することが出来ました。

後で聞いた話、砂丘の同じ山でこけた戸井田さんはここで骨折してしまったらしいです。私もラッキーだったんでしょうね。それから先の小山は頂上で止まるくらいのスピードで走ったのでコケはしませんでした。相変わらずどこにいるいか分からないのですがとりあえずGPSの指す方向走っていきました。


ちょっと走ったらピストに出たのですが一体どこにいるんだか分かりません。とりあえず次のGPSポイントに向かって走りました。ここからしばらくは何キロ地点なのかさっぱり分からないまま西村さんについて行きました。その間地図を送ったり戻したりしてみながら自分がいったい何処にいるんだろうと探していました。しばらく走っていたら42km地点の地図に書かれているのとよく似た岩がありました。ICOは36kmですがそこでICOを42kmに合わせてみました。次のコマ図はGPSポイントでこことは500mの誤差です。どうやら正解を見つけたようです。

今日の西村さんのペースはめちゃくちゃ速いです。付いていくのが精一杯で地図を見ているヒマがありません。が、ギャップでは確実に減速してやり過ごしています。サスガです。80kmを超えたあたりで、突然、西村さんがギャップに飛び込みました。ここ、本当に分かりにくいギャップで近くに行くまで地面が続いているように見えて気づきません。バイクはV字溝の向こう側に当たって前転しそうな勢いで飛んでいきました。あ〜前転した!!!と思いましたがフロントから着地。ギリギリセーフで持ちこたえました。私はというとそのおかげでギャップに気づいてギリギリセーフ。勢い余って対岸にあった木にはぶつかりましたけど。
あんまり痛そうに飛んだので休憩かな??と思っていました。けれどもそのまま走っていってしまいました。大丈夫だったのかな??と思ってそのまま付いていきました。

その後すぐにヘリが越していきました。後で聞いた話、ギャップに飛び込んだ時に手首がめちゃめちゃ痛かったらしいのですが、 後ろからヘリが来たんで下りてきて"やめなさい。"といわれたら困ると、平気なフリをして走っていたそうです。数キロ走ってヘリが行ったのを確認してから止まって一言。手首が痛い…。
そりゃあそうですよね!!ここで休憩してから先に進みました。ここからはいつものペースに戻りました。やはりこのペースが心地良いのです。
この日の前半はとにかく分かりにくいギャップが多くていたるところでエントラントが飛んでいました。ヘリが降りて収容されているのを何回か見ました。

景色で言えばこの日ほどめまぐるしく変わった日はないかもしれません。デューンから出てきて土漠と呼ばれるところを100kmほどしか走っていないのに今度は所々に緑が出てきました。モンゴルといえば草原なのに今まで一度も見たことがなかったのです。本当にきれいな緑のじゅうたんの中を走っているみたいです。後半は深い渓谷の中の枯れ川を走ったり。一面赤い大地が広がっていたり一日で本当にいろんな景色を見ることが出来ました。

←ピストはどこまでも続きます


レスコンに着いたと思ったら旦那さんはスタートラインに並んでいて既にカウントダウン中でした。半日で1時間も差がつくんですか??SS中に旦那さんを見たのは初日に越されたのとこの日のレスコンの2箇所だったような気がします。


←今日のレスコン

後半はレスコンからスタートしてすぐにCAP走行でした。ここでさっそく迷子になりました。井戸からCAP走行でピストに出たのは良いのですがそこから先がさっぱり分かりません。地図に書いてある通りに行きたいのですが、分岐を右に行って左に行って。。。。次にあるはずの右折の分岐がありません。無理やりいろんな道を行ってみるのですがどうやっても次のGPSポイントが真後ろに来てしまいます。どう考えても変です。西村さんと何度か往復してみるのですがさっぱり分かりません。他の方々も迷っているようでそのあたりの道をグルグル回っています。痺れを切らしてGPSポイントに向けて走って行く方も。丘に登って周りを見渡して残るピストはひとつだけ。でもこのピスト、どうやっても地図と合っていないピスト何ですよね!でもここまで分からないと手当たりしだい行ってみるしかありません。入ってみると次のGPSポイントのほうに道が伸びています。どうやら当たりのようです。この分岐、旦那様も迷ってとんでもない道を20kmほどGPS走行をしたそうです。行く手を阻まれたのでヒルクライムに挑戦してぼてっとコケたんだとか??後で考えてもどこをどう通ったら正解だったのかいまだに分かりません。

道も分かったことだし、ここらで午後の休憩をしました。ここまで砂漠から離れると緑があるし気温も春のようで気持ちいいです。緑の遠くに山が見えて、まるで田植えの時期の九州のようです。九州の場合、山はもっと近いのですがこの遠さがモンゴルですね。ここで休憩していたときにボルドバートルさんに越されました。この日は3回ほど彼に越されてます。後で聞いたところ何回もパンクしていたんだとか。ミスコースをしすぎてパンク現場に立ち会っていないのかも。

そこから10kmほどで左折して渓谷へ入っていくような地図になっています。渓谷の中に入ったら道は一本なのかと思っていたら…迷子です。枯れ川の中を走っていたのはいいのですが分岐があるなんて思いませんでした。その分岐を間違えたようです。GPSポイントが左にチッチッと向いていきます。次のGPSポイントまでは2kmほどだったので山を回り込むようにGPS走行をしました。GPSポイントはトリプルコーションを避けるようにというコマだったのですが、わだちを見るとまともにトリプルコーションを走った方が多数いらっしゃるようで…こんなところよく走ったなあと思いました。

渓谷から無事に出て残り100kmほどの場所でバギーに乗った池町さんに会いました。どうにもならないトラブルらしく、Z隊(カミオンバレー)が来るまで待って引っ張ってもらって帰る。帰るのは夜中になるハズとの事で今から寝る。と言っていました。その余裕、サスガです。

ゴール手前の20kmほどは枯れ川です。ゾーモットまでの枯れ川はブリーフィングで言われたとおり入ってしまったらとても分かりやすい道でした。これだけ砂を走ると多少の砂はOKになって来たようです。

今日は一日、西村さんと一緒に走ってピクニック。とても楽しい一日でした。


ゾーモットは私にとって今回のラリーの目的地のひとつでした。前回のモンゴルで唯一訪れることが出来なかったキャンプ地だったからです。みんなから泉でビールを冷やして飲んだとか水浴びをしたとかという話を聞いていたのですが行っていない私にはイメージがわきませんでした。妄想とは怖いものでゾーモットには泳げる湖のような泉があると思っていました。早速"泳げるとこはどこ??"と探しました。この日のために水泳セットを持って行っていたのですが、ゴール前にあったあそこだよ。といわれてビックリ。2年もゾーモットの湖だと思っていたのですが井戸だったんですね。上空からの写真を見ても泳げそうな水溜りなんて映ってないです。私って。。。


Photo SSER、竹田さん、うなぎさん、堀江っち

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