「はああ」

「ごめんなさい、紅さん、こんなことを頼んで。かわりに紅さんを気持ち良くさせてあげるね」

というと健太は、紅の腰紐をはずして下着だけの姿にした。そして紅の身体のいたるところをその細い指でなぜ始める。紅は健太の指使いに徐々に気持ちが乱れる事を感じていた。

「おい、まゆ、おまえも紅さんの身体をなぜてあげなよ。おまえのピアノで鍛えた指は紅さんも気にいると思うよ」

昌平に乳首を責められ、健太とまゆの二十本の指で身体のすべてのカーブ、窪みを責められる紅。すでにあそこが潤ってきているのがわかる。身体は先ほどの自慰で十分に受けいれられる体制はできている。子どもとはいえ、二十本もの指が身体を走る感触に声を殺すことは不可能に近い。

「あああぁ」

紅は思った。

「何これ、なんでこんなにうまいの?・・・いや、わたし子どもに感じさせられている」

「このまま彼らに真っ裸にされたら!」

紅の頭に現在の自分に降りかかる事態の情報が集められる。わずかな情報と身体が感じる感触が集められる。紅は頭の中に今ある情報から、今度自分に降りかかる事態を組み立てはじめた。

「健太が指令塔、十歳だったら女性に興味をもつ年代」

「女性のあそこがどうなっているか、知りたいと思う年代」

「彼が次に命じるのは下着を下げる事」

「私はそれに抵抗するそぶりを見せながらも承諾してしまう」

「彼が私の脚を大きく開く、まゆにもきっと手伝えと命じる」

「子ども達の手で私の脚は大きく開かれる」

「彼は脚の間に顔を突っ込み、すげえ、すげえというかも知れない」

「その言葉を聞きながら、私は顔を赤らめてそして快感を感じる」

「彼は眺めるだけではあき足らず、私のあそこをさわるかも知れない」

「指でさわりだすわ、そして濡れている事を高らかに話をするはずよ」

「そしてこういうのよ、きっと。紅さん、濡れているよ。おしっこでももらしたの?」

「私はこの時点ではもう今より興奮してるはず」

「彼に女の体のことを教えはじめるかも知れない」

「う、ううん。女の人は気持ちがよくなるとここがぬれるのよ」

「じゃ、紅さん、気持ちいいんだ。まゆいっしょにもっと触ってあげよう」

「健太とまゆにあそこを触られ、最後には指まで入れられるかもしれない」

「それとも四つんばいにされて三人の前にあそこを突き出させられて、 健太とまゆと昌平にあそことアヌスを触られるかもしれない」

「もしそこまでされたら・・・・」

 紅が子ども達によって快楽の渦に巻き込まれているその部屋の扉の向こうでは、柔和な顔にサディズムの光をたたえた綾小路、又の名を地獄の子泣きじじいと呼ばれる男が静かに様子を伺っていた。


 紅の喘ぎ声が部屋にこだまする。その時・・・・
突然部屋のドアが開けて、厳しい表情をした綾小路氏がのっしのっしと部屋に踏み入ってきた。

「おまえたち!何をしているんだ!!さっさとおばあさんのところへ戻れ!!」

子供たちを追い払った後、綾小路は半分裸の状態の紅へこう言い放った。

「お客さん!子どもの面倒を見てくれといいましたが、誰が大人の遊びを教えて欲しいっていいました?」

紅はうな垂れたまま何も言えない。綾小路は手に持った黒のバックを身に引き寄せると

「お客さんはよっぽど欲求不満のようですね。面倒を見てくれたお礼に私が今度はお客さんを面倒みてあげましょう」

綾小路はそういうとバックから一抱えの麻縄を取りだした。

「はっ」

目を見張る紅。

「さ、手を後ろに回すんだ!」

「いやぁ」

「うるさい」

強引に紅の手をつかむと、紅の後ろ手を麻縄で何十にも固定する。縄尻を紅のたわわに膨らんだ胸の上部に回し、胸を縛り出す。1回、2回と縄が胸を締め付けていく。胸の下部も同じように縛られた紅は、もう何をされても抵抗はできない。綾小路がそのつんとたった乳首をいじりはじめる。ゆっくりと執拗につまむ。顔を顰める紅。
 紅を畳の上に寝転がしたまま、綾小路はバックの中から別の荒縄を用意する。その縄には最初から五十センチ間隔で縄に瘤が作られている。長さは十メートルもあろうかという、縄を紅の目の前に投げ出す。

「これで気持ちよくさせてあげるよ。ふふふ・・・」

紅はとっさにこの状況から考えられる責めは亀甲縛りと推理しその想像に震えながらも口からは

「いや、止めて・・・」

という言葉しか出てこない。
 しかし綾小路はいつまでたっても紅の想像に反して紅の身体に縄をかけようとしない。綾小路は部屋の隅の柱にさきほどの縄尻を結びはじめた。床からはそう、一メートル二十センチくらいのとこだろうか?そしてもう一方の縄尻を今度は部屋の対角線上にある柱に結わえはじめた。ちょうど部屋を分断するように縄が張られる。
 綾小路は紅を引き起こし、脚にかかっている下着をひきづりおろす。紅はまっはだかで縛られる惨めな自分に徐々に酔いはじめている。綾小路は紅をはられた縄の側につれていき、紅にこう命ずる。

「さ、この縄を跨げ」

綾小路は紅の片脚をもちあげると縄の向こう側に脚を移動させた。紅の脚が縄を超える。その時紅は今から自分が受ける責めの本質を理解する。縄が紅の股間を圧迫する。ちょうど紅の秘部とお尻を強引に割るように縄がその存在を誇示している。縄は紅の体重を受け、ぎしぎし音を立てる。
 綾小路は紅の後ろに回り、バックの中から黒光りする乗馬鞭を取り出す。その乗馬鞭を空中でひゅんひゅんと鳴らしながら、紅に命じる

「歩け!」

鞭が紅の大きな尻に飛ぶ。

「ああう!」

紅は久しぶりに味わうスパンキングに身体の一部が目覚めた気がした。再び尻を襲う鞭、おずおずと脚を出す紅。股間に縄が食い込む。その刺激に思わず声を出す紅。少し脚を前に進めると紅の股間により強烈な刺激が襲う。そう瘤を超えたのだ。

「こんなの歩かせれたらおかしくなっちゃう。どうしよう」

綾小路の鞭は紅の歩調に合わせて、進みがのろくなればヒップを襲う。快感と屈辱に耐えながらも、部屋の端まで何とかその歩をすすめる紅

「さ、今度は後ろむきで反対方向にあるけ!」

容赦ない綾小路の命令。瘤の刺激を感じながらも紅は反対方向におずおずと足を進める。すでに股間は先ほどの湿り気を取り戻している。

「何度往復させられるの?こんなの続けられたら・・・」

 綾小路はバックの中から洗濯ばさみを取り出す。歩みが遅くなるとその洗濯挟みが一個づつ紅の乳房に挟まれる。ようやく反対側にたどり着く紅。すでに息があがっている。綾小路は今度は紅の見ている前でゆっくりと縄になにやら薬を塗りだした。縄がつやつやと光を放って輝いている。紅はいまだかつてこのような責めを受けた事がなく自慢の論理思考も働かない。まさにまな板の上の鯉状態に陥っていた。
 たわわに実る乳房に洗濯挟みをつけられて、再び前に向かって歩き出す紅。後ろからは容赦ないスパンキング。前と後ろにギリギリ食い込む縄。紅はおかしくなり始めていた。先ほどまでの自慰、そして子ども達の愛撫、それらは彼女の被虐の種を育てる栄養として十分にその効果を発揮したようだ。そして綾小路の責めによって、紅は被虐の華を咲かせようとしている。紅は、今日いかなる責めが待っていようともその運命を甘受しようと思いはじめた。

 綾小路の責めには単に女性をいじめるという事ではなく「愛」を感じる。スパンキングや縄の使い方、すべてにおいてツボを押さえいる。ベテランの熟練した味がその行為から感じられる。紅は徐々にその行為を楽しみだした。わざと歩みを遅くし、スパンキングをさそう。よろけてみせて引き摺り起こされる。すべてが紅の被虐心に油をさそう。すでに紅のわたった縄目からはとろりとした液が糸を引いている。

「ああそこが熱い。何これ、なんなの?」

たっぷりと綾小路が塗った薬が紅の心を大きく揺さ振りはじめだした。媚薬である。紅の被虐の華はここにようやく大きな華として開花した。
 紅は自分のおかれている状況の中を客観的に見れなくなり始めた。すでに気持ちの中に大きく育った被虐の花の成長は止められない。声が抵抗から甘受の声へ裏返る。明らかに喜んでいる。綾小路はそう判断した。この女かなりマゾ度は高いみたいだ。

 何度も往復させられ、すでにふらふらの紅は、縄から下ろされるなり綾小路の足元へ這いずる。足へ奴隷の誓いのキスをしようとするのだ。綾小路は紅を押し倒すとその両足をもち、紅の頭へ近づけ、その状態のまま縛りはじめる。いわゆる「逆さ富士」だ。綾小路の目の前には紅のつやつやと光る陰部とアヌスが映し出される。綾小路は三十年の経験をもつその指でじっくりとその陰部に愛撫を始める。苦しい体勢を強いられながらもまたしても快感の海におぼれる紅・・・。
 紅は何度も綾小路の指のテクニックに翻弄され、その状態のまま股間に蝋燭を垂らされ、何度となく絶頂を迎えた。

 そう責めだしてから三時間は経過しただろうか?綾小路は紅に最後のとどめを刺すべく、ガラスの筒へ溶液を入れはじめた。浣腸だ!綾小路の浣腸が紅のアヌスを襲う。

「さあ、アヌスを犯す前にお腹の中のものを奇麗にしてあげよう」

紅の腸に送り込まれる溶液。ほどなく紅の腹部では強烈な薬の振動が起こりはじめた。

「もうだめ、がまんできない、トイレへ・・・」

このまま排泄させれると覚悟した時、綾小路は紅を縛る縄を緩めはじめた。

「さぁ、トイレに行ってきなさい」

紅は勢いよくトイレにかけ込んだ。


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