5.「半熟期」(沖田浩之)と、「フェーム」(アイリーン・キャラ)

1981年の「賞取りレース」は、グランプリ(大賞)が寺尾聡、新人賞が近藤真彦の「寡占」状態にありまし
た。前年の田原俊彦に続いて、新人賞レースは安泰とされていた近藤真彦を脅かしたのが、沖田浩之で
す。沖田浩之は、「金八先生U」(TBS系)で人気を得、81年春に「E気持」で華々しくデビューするや、ヒ
ットチャートのトップ10に入り、前年12月にデビューした、マッチの強力なライバルとなったのでした。
その沖田浩之のデビュー2曲目が、この「半熟期」で、前奏からいきなり、アイリーン・キャラの「フェーム」
してる・・・ということで、当時かなり話題となりました。(「フェーム」は1980年・全米最高4位のヒット曲)
ところで、この81年の新人賞レースでは、ノミネートのほとんどが男性陣という珍しい年で、他にも、堤大
二郎、ひかる一平、山川豊らがおり、女性陣ではアイドルが不作で、双子演歌の祐子と弥生が唯一健闘
しているぐらいでした。


4.「Shake Hip!」(米米CLUB)と、「エブリー・ワード・ミーンズ・ノウ」(レッツ・アクティブ)


アメリカの「RHINO(ライノ)レコード」は、旧譜の編集ものを良い音質で出してくれるレコード会社として
有名です。その多種にわたるラインナップの中に、「NEW WAVE HITS of the ’80s」シリーズという
ものがあります。「ニューウェーブ」とはいえ、米英のチャートを賑わした曲も多いので、大体買い揃えて
いるのですが、Vol.11の11曲目を聴いてビックリ!この「エブリー・ワード・ミーンズ・ノウ」は、このCD
で初めて聴くのですが、「どっかで聴いたような曲だなぁ・・・」と考えてたら、あの米米CLUBの「Shake
Hip!」にウリ2つだということに気づきました。これはいわゆる「掘り出し物」の類ですね。一聴の価値
ありますよ。ところで、「Shake Hip!」は90年代初頭、相原氏のカラオケ十八番(踊るよ!!)でした。
ん?誰も聴いてないって・・・?


3.「東京ららばい」(中原理恵)と、「悲しき願い」(サンタ・エスメラルダ)

1978年といえば、「サタデー・ナイト・フィーバー」や「グリース」といった映画がヒットし、ディスコサウンド
が、巷を席捲し、「フィーバー」という言葉が流行った年です。あの大御所の、ローリング・ストーンズでさ
えも「ミス・ユー」という曲でデイスコに挑戦し、全米No.1を獲得したほどです。当時の歌謡界も「ディスコ
サウンドもの」は多く、岩崎宏美の「シンデレラ・ハネムーン」、大場久美子の「ディスコ・ドリーム」などがヒ
ットしました。ここに紹介する「東京ららばい」もそんな時代を象徴するディスコ歌謡曲です。中原理恵は
自分と同じ函館出身ということで、応援にも力が入ったものでした。渡辺真知子、石野真子、渋谷哲平
さとう宗幸らとともにこの年の「新人賞レース」に参戦、紅白初出場も果たしました。後年、欽ドンでコント
を披露するとは当時は思ってもみませんでしたが・・・。この「東京ららばい」は同年、日本で大ヒットした
サンタ・エスメラルダの「悲しき願い」(オリコン最高7位!!)をパクったらしい曲としてあまりにも有名です。
同年の新人歌手、西村まゆ子(素行不良で芸能界からホされた。)の「ひと恋そめし」も真似ていました。
もう20年も前の曲とは信じられませんねえ・・・。


2.「prpmise」(広瀬香美)と、「アナザー・スター」(スティービー・ワンダー)

広瀬香美という人は、学生時代に作曲した曲が何百とストックがあり、その中からセレクトしてアルバム
を出すため、最近はあまり作曲をしてないのだそうです。この「promise」は大手スポーツ用品店のCM
で(サビの部分が)流れていた曲ですが、フル・ヴァージョンを聴いてみてビックリ!このコーラス部分は
スティービー・ワンダーの「アナザー・スター」にソックリ!!なんですよね。1977年の傑作2枚組アルバム
「キー・オブ・ライフ」からのシングルカット曲です。「回想」、「愛するデューク」と、2曲の全米No.1曲が
生まれました。


1.「およげ!たいやきくん」(子門真人)と、「ひと夏の経験」(山口百恵)と、
「カメレオン・アーミー」(ピンク・レディー)

この3曲は、出だしのイントロ部分がそっくりです。レコード(CD)では区別がつくものの、テレビ等の
生オケでは、若干テンポの違いがあるほかは判別不能なのでは。
「およげ!・・・」は史上最も売れたシングルとしてあまりにも有名で、75〜76年にかけて大ヒット。
「ひと夏の・・・」は、ドキッとする歌詞に注目が集まりました(74年)。「カメレオン・・・・」は当時、塗り
替えるのは困難といわれた「9曲連続チャート1位」をピンクレディーが達成した曲です(78年)。
ちなみに「ひと夏の・・・」と「カメレオン・・・」の2曲は、同じ都倉俊一の作曲です。