懐かしのテレビ談議

15.日曜劇場「おんなの家」
TBS日曜よる9時の「東芝日曜劇場」が、他のドラマ同様3ヶ月クールの形式になって久しいが、かつては
毎回「1話完結もの」のドラマであった。ただ「1話完結」といってもドラマの内容自体は、おしまいが概ね「尻
切れとんぼ」的なものが多く、「視聴者に続きを考えさせる」ドラマであった気がする。そうした「つくり」が時
代と合わなくなり、「1話完結」をやめた1つの要因となっている。
「日曜劇場」では単発ものの他、幾つかの「シリーズもの」があった。「女と味噌汁」、「ぼくの妹に」などであ
るが、自分が最も印象に残っているのは、この「おんなの家」シリーズである。杉村春子、山岡久乃、奈良岡
朋子の3姉妹が営む「炉端焼き」屋を舞台に、姪っ子の和泉雅子が絡んで、毎回いろんな事件(騒動)に巻
き込まれていく話だ。後半の回だったか、長女役の杉村春子が「老人ホーム」に入るの入らないだの・・・と
いった話があったと思うが、今や彼女も他界し、「再結成」は叶わぬ夢・・・となってしまった。
とにかくベテランの3人だけに、ぽんぽんと会話のやりとりをするところが、とても気持ち良かったものだ。
某TV誌でみたが、収録後はスタッフみんなで「炉端焼き」に舌づつみだったようである。
「日曜劇場」は1956年から続く、”恐ろしい”ほどの長寿ドラマ枠。当初は「ビデオ」が無く、「生」でドラマを
やっていたというから驚く。まさに「1発勝負」。昔の人の「プロ根性」はハンパじゃなかったんだろうね。

※ニュース速報より:山岡久乃さんも他界されました。ご冥福をお祈りします。(15日)