1号機コレクション


スナップ感覚で鮮やかに手軽に撮れる
コンパクトビデオ、新登場。


SONY Hi8 CCD-V8
1985
コンパクトビデオVideo8
CCD−V8
(¥280,000)


VHSvsベータのビデオ戦争の教訓を生かし、主要な
メーカー合意のもと誕生した「8ミリビデオ」規格。しか
し、当初から「乗り気」だったのはソニーぐらいで、「ソ
ニーはベータをどうするつもりだ」などと揶揄される始
末。ベータPROを同時期に発売したのも、そうした声
を回避し、「ベータ、8ミリともに育てていく」といった印
象を与えたい思惑があったに違いない。いっぽう松下
、ビクターといった陣営は、VHS−cムービーの市場
を食ってしまうので、8ミリは発売しないでいた。
カメラ一体型ビデオ市場における勢力図は、しばらく
「互角」だったが、子供の成長記録、運動会、学芸会
等を撮る際に、8ミリの録音時間(テープ)の長さが強
みとなり、89年の「名機」TR55の大ヒットにより8ミリ
優勢となっていく。日立、シャープといったVHS−cか
らの「くら替え」組も相次いだ。
再生機能を持つ8ミリビデオの場合、「(VHSとの)互
換性」気にする必要がない。また、このカタログや
CM展開のように「女性も楽に扱える」イメージづくり
がシェア拡大に貢献したと思われる。