| 書籍名: 出版社:株式会社 講談社 / 出版時期:1996.12.16 (第42刷)/ 定価:\840(税込) “虚無”への、ささぐる供物にと美酒すこし 海に流しぬ いとすこしを――P・ヴァレリイ 井戸の底に潜む三人の兄弟。 薔薇と不動と犯罪の神秘な妖かしに彩られた四つの密室殺人は、 魂を震撼させる愁傷の悲劇の完成とともに、我々読者を漆黒の翼に乗せ、めくるめく反世界へと飛翔する…。 戦後の推理小説ベスト3に数えられ、闇の世界にひときわ孤高な光芒を放ち屹立する巨篇。 初版は1974.3.15 |
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| 書籍名:人形たちの夜 出版社:株式会社 講談社 / 出版時期:S.61.6.6(第5刷) / 定価:\340 夜は夢魔が目覚める 夜に生をうけた人形たちは、人の世の原罪を、哀しみをまた、憎悪をその糧として生きているのか…。 日常の営為の底にひそむもう一つの世界を人形たちと共に旅する時、迷宮へ、そして破局へと誘う。 中井英夫が50年の苦い想いをもこめて描く魔術の書。 初版はS.54.2.15 |
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| 書籍名:幻想博物館−ェ とらんぷ譚1− 出版社:株式会社 講談社 / 出版時期:S.61.2.20(第3刷) / 定価:\320 日常的な人間世界を超え、あるいは離脱して、幻視者たちが存在する。 彼らが視るものは反地上的な夢、濃密な幻想である。 それを蒐集して構築される幻想博物館の妖美さ。 中井英夫が熱愛する、短篇形式への供物として捧げた13の幻想譚は、 手作りトランプのように装い、鮮やかに語られる。 初版はS.56.3.15 |
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| 書籍名:悪夢の 出版社:株式会社 講談社 / 出版時期:S.61.3.14(第3刷) / 定価:\340 ゴシック風の豪奢な洋館のサロンで開かれる賀宴の出席者は、 十人の客とサロンの女主人、そして令嬢・柚香。 そこで語られるのは現実と非現実をあざなう奇譚の数々。 ことばの錬金術師として当代随一の著者が、鮮やかな言語魔術と 精緻な構想を駆使し、幻想の宇宙体を作る連作「とらんぷ譚」第2集。 泉鏡花賞 受賞。 |
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| 書籍名: 出版社:株式会社 講談社 / 出版時期: S61.3.15/ 定価:\320 地上の一隅にたしかに存在する影の王国、つまり人外境。 そこへの扉は容易に開かれず、仮に偶然、扉を見つけ入りこめて、 彼ら人外の宴に紛れ込んだとしても、人は気づかず通り去るのだ。 これより、著者がご招待するのは、その秘められた宴…。 イマージュに光沢と装飾を与え、短篇の至芸を示す作品集。 連作、「とらんぷ譚」第3集。 |
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| 書籍名: 出版社: 株式会社 講談社/ 出版時期: S63.9.15/ 定価:\400 きらびやかな宝石の匣。だが、開けてみると、肝心の宝石は消えうせ、赤い絹布の窪みだけが残っている。 この匣は虚とか、不在と名づけられるべき、天与の贈り物であろうか…。 戦争の傷をその後の人生に刻した三姉妹を美しい宝石匣の虚になぞらえ、妖美壮麗の小説世界を築く幻想文学の傑作。 連作集「とらんぷ譚」完結編。 |
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| 書籍名:薔薇への供物 出版社: 河出書房新社/ 出版時期:1990.5.10 / 定価:\490(税込) ここに扱われている薔薇は、おおむね狂気と死との彩であり、その香りは苦く、色彩はむしろ幻視に近い――著者 薔薇への偏愛がいざなう、神秘にみちた薔薇園の迷宮……。 秘密の花園では少年も私もこの世のものではなくなり、牧神や聖女は現実となる……。 妖しく甘美な色彩と芳香にひそむ死と幻想と耽美の世界に仕掛けられた薔薇の罠。 薔薇ミステリーの集大成。 |