なぜアウトラインは役に立つか

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なぜアウトラインは役に立つか

著者:
原文:
原文公開:
2011年5月18日
日本語訳:
日本語訳公開:
2011年5月22日
日本語訳更新:
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ワイナーが久しぶりのアウトライナーについて書いた文章。読者がタイトルから期待する内容とはたぶんかけ離れているかもしれない。「2011年のコンテクストにおけるアウトライナー」は、一本のアウトラインの中で複数のサイトの構成とコンテンツを管理するツールとして登場します。アウトライナーは昔から「内容と構造を同時に編集する」もので、それ自体は新しいことではない。ただし、その対象はかつては論文やレポートなどの構造的な文書だった。そこに、より今日的な意義を与えるとすれば、複数のサイト=自分のネットプレゼンス全体の管理、ということになるのは必然かも知れません。

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先日、あるプログラマーの友人と食事をした。非常に頭がよく、熟練した、思慮深い男だ。このブログ(訳注・Scripting Newsのこと)の熱心な読者で(おそらく2年くらいの間)、私の取り組んでいるソフトウェアの姿を理解しようとしてくれている。

今、私は再びアウトラインへと立ち戻り、その新しい位置づけを見つけ出している。また、以前は理解できなかったことを理解できるようにもなっている。最近私が話題にしているのはそういうことだ。

しかし、プログラマーの友人はその文脈がよく理解できないという。私がアウトラインについて全く書かないからだ。彼は正しい。私はずっと昔、ウェブやブログの時代以前にアウトラインについて書くことを止めてしまったのだ。だから、なぜアウトラインが役に立つのかを説明する文章がどこにもない。

今は歴史について延々と語る余裕はないので、2011年のコンテクストの中で、アウトラインについて説明したいと思う。

それはまるで様々なアイデアを蓄積し(あるいは蓄積したいと願い)、出来事を記録し、写真を保管する、そうした「サイト」を何百も管理しているような感じだ。他人が書いている内容にキャッチアップするのは大変な作業だが、自分自身が創り出したものを管理することはさらに困難だ。

だから、それらを整理し、わかりやすく、簡単に見つけられるようにしたい。それからブログに投稿した記事に何か間違いを発見したら、あるいは注釈や写真を追加したいと思ったら、できるかぎり簡単に元のテキスト発見し、修正し、保存したい。

私にとってアウトラインが、急激にそのための方法になりつつある。

最近まで、私はこの記事のような個別の文章を書くことだけにアウトラインを使っていた。もちろんコードを書いたりオブジェクト・データベースの管理にも使っていたが(Frontierを使うと、ほとんどどんな構造でもアウトライナーの中で編集できる。そのプログラムとデータ構造はしっかりと階層化されている)。

そして、次の段階に進むにはどうすればいいかを私は見つけ出した。つまり、素早く検索し、移動し、簡単に再構成できる単一のドキュメントの中でサイトの集合を管理することだ。そのような再構成の作業は、かつてはリンク切れを意味したが(それが私がアウトライナーをネット上での活動全体を管理することに使わなかった理由の1つだ)、今ではその解決策がわかっている。何年も前から可能だったのだが、そのことに思い至らなかったのだ。詳細は誰にでも使えるアプリケーションの形でリリースできるようになったときに書こう。しかし、その機能には既に名前をつけてある(申し訳ない、嘘だ。名前はつけてない)。

真の自立の魂からすれば、名称はその機能自体が示しているはずだ。

プログラマーは繰り返しを好むものだ。それが帽子から出してみせるウサギになるのだ。