学校で習ったアウトラインは間違いだった

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学校で習ったアウトラインは間違いだった

著者:
原文:
原文公開:
2012年10月9日
日本語訳:
日本語訳公開:
2012年10月20日
日本語訳更新:
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学校でアウトラインの作り方を教わったとき、まずアウトラインを先に作り、それからアウトラインを元に文章を書けと言われたものだ。それは実現不可能な理想だ。書き始める前に頭の中で小論文の完成型を作り上げることなど不可能だからだ。それは物ごとの仕組みに反している。

私たちは逆にまず文章を書き、それからアウトラインを作った。

それで正しかったのだ。うまくいく方法はそれしかなかったから。とはいえ、それは私たちの書いた文章についてのスライドショー形式のプレゼンテーション以上のものではなかったのだが。ただし、もしあなたが構造化エディタ、つまりアウトライナーを使っているなら、話は別だ。それによって、初稿を一気に書いた後で、文章そのものと全体構造を両方リヴァイズ(改訂)できるからだ。

今、私がどんなふうにアウトライナーを使っているか紹介しよう。まず最初から最後まで書く。見直す。文章に構造が見つかれば、それを追加する。

構造を操作できるようになると、より多くの考えが見えてくるし、記録しておきたいこと、読者に伝えたいことも出てくるので、追加する。全体の構成は変わるかもしれない。この小さなプロジェクトのひとつひとつのプロセスとは、次に移ってもいいだろうと思えるまで成果物と叙述の両方を行き来することだと言える。

もちろん2つの、あるいはそれ以上のことを同時に始めることもある。たとえば今、私は2つのワークノートと、このブログの記事を開いている。ブログを書くときには、構造よりも記述の順序をあれこれと操作することが多い。ブログは、ストーリーとして始めから終わりまで順に読まれることを意図しているからだ。

一方ワークノートは、対象とする読者も目的も異なる。私はワークノートを今日の、そして願わくば明日のユーザーに向けて書いている。同時に、ノートの背後にあるコードに取り組んでいる開発者たち(自分自身を含む)のために書いているのでもある。過去のプロジェクトのノートを開くと全てが整理されていて、必要や箇所をすぐ開くことができるのは、極めて便利だ。

様々な段階にあるプロジェクトがどのように示されているのか見られるように、ワークノート・アウトラインのスクリーンショットを取ったので、興味のある方は見てほしい。同時に、私のブログ記事用アウトラインも示しておく。違いがわかるだろうか。

アウトライン・プロセッシングはコンピューター上でこそ機能する。ただしそれはリヴァイズを行う限りにおいてだ。紙の上では機能しない。なぜなら紙の上ではリヴァイズすることが、特に構造をリヴァイズすることがあまりにも困難だからだ。

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