オブジェクト指向ライティング

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オブジェクト指向ライティング

著者:
原文:
原文公開:
2011年6月9日
日本語訳:
日本語訳公開:
2011年6月12日
日本語訳更新:
コメント:
サイトを丸ごとひとつのアウトラインの中で管理する、「2011年のコンテクストの中でのアウトライナー」の話の続き。かつてのMOREが、1つのファイルに複数の文書(ドキュメント)を保存することを可能にした「階層ルール」機能が、アウトライナーによるウェブサイト管理の中でどんな意味を持つか、という話。特にプログラマー仲間に理解してもらうために、その機能をオブジェクト指向プログラミングに例えています。

※当サイトの翻訳文書に関する注意事項については、翻訳文書についてをごらんください。

昨日howto文書をひとつ書いた。別に特別なことではない。ずっと昔、プログラミングを始めた頃からやり続けてきたことだ。

特別だったのは、そのプロセスがかつてないほどシンプルだったということだ。

説明しよう。

  1. アウトラインの中の「My Sites」というセクションを開く。
  2. [return]キーを押す。
  3. howtoのタイトルを打ち込む。
  4. [return]を押し、次に[tab]を押す。
  5. サブヘッドラインを入力する。
  6. [return]を押し、次に[tab]を押す。
  7. セクションの本文を書く(数段落)。
  8. [return]を押し[シフト+tab]を押す。
  9. サブヘッドラインを入力する。

以下、繰り返し。

そのようにして私はその文書を書いた。

次は保存だ。

  1. タイトル・ヘッドラインをクリックする。
  2. ノードタイプとして「howto」を設定する。
  3. ドメイン属性を追加する(まだこのhowto文書は公開しないので、この例ではブランクのままにした)。
  4. [Save]ボタンをクリックする。

次にブラウザでそのドメインを開く。すると、その文書がちゃんとそこにある。It just worked.

ここに至るのは初めてのことではない。1987年頃、MOREには同じように機能する階層ルール機能があった。ルートレベルでスタイルを定義する。すると、より下の階層でルールを設定しないかぎり、全てのサブテキストにスタイルが引き継がれる。これによって、MOREではたんに1つのプレゼンテーションではなく、(訳注・ひとつのファイルに)多数のプレゼンテーション群のライブラリを保存することが可能になった。あるいはライブラリのライブラリであってもいい。

今日、私たちが書いているのは公開の文章だが、そこにも同じアイデアを当てはめることができる。新しいウェブページを作るからといって、なぜ新しい文書を作る必要があるのだろう。アウトラインの中で全てをオーガナイズすればいいのだ。自分のウェブ上の活動全てが整理されるという副次的な効果もある。

このクールさを他のプログラマーたちに説明する方法を私は探し続けてきた。ユーザーは既に理解しているのだ。そして私ははっとした。これはオブジェクト指向プログラミングにそっくりなのだ。プログラミングでない以外は。