「減らす」ための簡潔なガイド

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「減らす」ための簡潔なガイド

著者:
Leo Babauta
原文:
原文公開:
2013-1-17
日本語訳:
日本語訳公開:
2013-1-20
日本語訳更新:

私たちの多くは、こなすべきタスク、読むべきサイト、ソーシャルメディア、メール、ミーティングの終わることのない流れの中で仕事をしている。ひとつのことから別のことへと大急ぎで移動し、止まることも終わることもない。

やがて一日は終わる。私たちは疲れ切っている。その割には大した成果は挙げていない。やがて次の日が始まり、また容赦ないタスクと雑音の奔流の中に戻っていく。

私は多くの人のすることに逆らい、一歩下がって物ごとを見るのが好きだから思うのだが、そんな生活に価値はあるのだろうか。それが最善の方法なのだろうか。私たちの人生は雑用と雑音の中で失われてしまうのだろうか。もし、やることそのものを減らしたらどうなるだろう。

もちろん、私はこのZen Habbitsで「減らす」ことを6年もの間提案し続けているのだが、これは繰り返すに値するテーマだ。なぜならその必要性が極めて高いからだ。今回は挑戦を志す人のために、「減らす」ための簡潔なガイドを提供しよう。

「減らす」利点

もちろん「減らす」ことをテーマとして 本を一冊 書くこともできるが、これが短いバージョンだ。

より多くのことを達成できる。

間違えてはいけない。より多く実行はできない(そもそも「減らして」いるのだから)。しかしやることを減らし、重要なことにフォーカスすることでより良い結果を、もっと意義のあることを実際に達成できる。これが私が仕事量を減らしつつ、複数サイトに何百ものブログエントリを書き、電子書籍を出版し、オンラインコースを提供し、他にもまだまだできる理由だ。

不安を感じることが少なくなる。

雑音と重要度の低いタスクを捨てれば、「やらなければ」という不安からその分解放される。そして、それらを捨てても世界は崩壊しないことがわかる。

もっと人生を楽しむことができる。

重要なことに本当にフォーカスするために時間を取ること、あるいは些細なことを楽しむことは、 同じことを大急ぎで駆け抜けるよりもずっと楽しい。

時間ができる。

やることを減らすと、突如として自由な時間が増える! その時間何をすればいいのだろう。愛する人々と過ごしたり、本を読んだり、文章を書いたり、音楽を創ったり、エクササイズしたり、健康的な食事を作ったり、新しいピジネスを立ち上げたり、瞑想したり、ヨガをしたりしてはどうだろう。

このくらいにしておこう——利点を並べることも最初はいいかもしれないが、実行してみるとあなたはもっと別の側面を発見するだろう。

タスクを味わう

最近私は「人生を味わう方法」について書いた。同じことはTo-Doリストについても当てはまる。

何かタスクを実行するとき——例えば文章を書くとき——そのタスクの周りに空白領域を作ろう。全精力をかけて、そのことに自分を注ぎ込み、楽しむのだ。味わうことを意識すれば、どんなタスクも楽しめる。そう、掃除や税金の申告でさえもだ。

タスクは大急ぎでやってはいけない。今やっていことをしっかり意識して、そして微笑もう。

タスクを終えたら、すぐ次のタスクに移るのではなく、今達成したことをしっかり味わおう。タスクとタスクの合間に深呼吸しよう。

タスクを選択する

たとえばあなたが普段、大きいことも小さいこともミーティングも含めて20〜30個のタスクを一日にこなしているとしよう。それは素晴らしいことだが、それらはみんな重要なことだろうか。人生の一部を捧げるのに相応しいことだろうか。

それよりも自分をコレクターだと考えてみよう。一日の時間は有限だ。人生も有限だ。その中に可能なかぎりたくさんのモノを詰め込むこともできれば、限られた時間に値する物ごとだけを集めることもできる。

一日の経験やタスクを重要なものだけに絞るとしたら、あなたは何を選ぶだろう。私の一日にはだいたい私の大好きなことが組み込まれている。瞑想すること、文章を書くこと、コーヒーを飲むこと、読書すること、妻や子どもたちと時間を過ごすこと、エクササイズ、健康的な食事を採ること、人々を助けること、散歩すること、もっと読むこと、グラス一、二杯の赤ワイン飲むこと。毎日そうだというわけではないし順番も様々だが、ここにあげたのが私が一日の中に含める価値があると思う物ごとだ。

「減らす」一日

今日やることを減らすことはできるだろうか。どうやって?
答えは「イエス」だ。今日やることは減らすことができる。もう既に小さなタスクを大急ぎで始めてしまっているとしてもだ。私のお勧めする方法はこうだ。

深呼吸する。

忙しい一日の合間に一瞬停止する。しばらくの間呼吸に意識を集中する。身体を意識する。座っている姿勢、歯を食いしばっていないか、緊張しているところはないか。

次に今日一日について考える。

ここまで何をしてきただろう。残りの時間で何をしようと考えているだろう。手離してもいいものはないだろうか。タスクとタスクの間に空白を設けることはできないだろうか。タスクを厳選し、重要でないものを排除することはできないだろうか。

本当に重要なことを見いだせるようになる。

人生、キャリア、他者を助け世界を変える能力に最もインパクトを与えるタスクを発見するには時間がかかる。しかし、始めるのは今日だ——最も重要だと思うことを選び、余計なものを排除し、ただ実行するのだ。そして味わおう。

雑音を減らす。

デジタル・クレンジングを検討してみよう。普段時間を割いているソーシャルメディア、ニュースサイト、エンターテイメント・ゴシップサイトなどから一日でも一週間でも離れてみるのだ。そうしたものに触れたくなったら瞑想し、エクササイズし、何かを創ればいい。

深呼吸しよう。手に入れた余白を楽しもう。「減らす」喜びを味わおう。

この記事は、Leo Babauta(レオ・バボータ) さんがUncopyrighted(コピーライトなし)として公開されている記事の日本語訳です。原文同様、この日本語訳もUncopyrighted(コピーライトなし)とします。当サイトの翻訳文書に関するその他の注意事項については、翻訳文書についてをごらんください。