習慣化に失敗する方法

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習慣化に失敗する方法

著者:
Leo Babauta
原文:
原文公開:
2012-4-24
日本語訳:
日本語訳公開:
2012-5-4
日本語訳更新:

習慣化の方法を身につける以前の私は手詰まり状態だった。私は様々な習慣を身につけようとしていた——ランニング、健康的な食生活、早朝の散歩、借金の返済、先送りを止めること——そして失敗し続けていた。

実際のところ、失敗に関しては私は実に上手だった。

今からみれば、私のやり方は全て間違っていたことがわかる。私は失敗するべくして失敗していた。そして繰り返し失敗しながら何も学ばずにいるうちに、上手に失敗する方法を学んでしまっていた。失敗そのものが習慣化してしまっていたのだ。

何かを素早く身につけるために積極的に失敗することは大いに奨励したいと思う。だが、経験から学ばない限り、失敗はあまり役に立つとは言えない。そこで、私の苦い経験を少しでも役立ててもらえるよう、私が失敗の数々から学んできたことをみなさんとシェアしよう。

習慣化に失敗する方法

私は新しい習慣を身につけることに繰り返し失敗してきた。以下がそのやり方だ。そしてこれは、私だけでなくほとんどの人がやっていることでもある。

一度に複数の習慣を身につけようとする。

  • 変えたいことはたくさんある。そこでいっぺんに全てを変えようとする。もちろんそうすれば力は分散し、エネルギーは薄まるので、どれか1つの習慣に全てを集中することができない。新しい習慣を身につけるというのは簡単なことではない。薄く広く自分の力を分散することは、失敗を確実なものとするための優れた方法だ。

口に入り切らない量を齧ろうとする。

  • 1つずつ取り組むか、複数やろうとするかに関わらず、1つの習慣について可能な限り多くのことをやろうとする。そうすれば、たくさんのエネルギーが必要となり、達成はとても困難に感じられる。走るなら5分ではなく、30分に挑戦しよう。そうすれば、1日の中に占める比重は大きくなり、他に緊急な用件が発生すれば明日に延期されるようになる。実行するためには多大な身体的・精神的エネルギーが必要とされるようになり、困難のあまり手をつけたくなくなる。瞑想するのも5分ではなく、60分にしよう。ヨガは90分だ。食習慣は全てを一気に変えるようにしよう。これらは失敗するのに最適な方法だ。

楽しめない習慣に挑戦する。

  • なぜなら、習慣というのはモラル的な理由で——ためになるから——身につけるべきものだからだ。たとえ大嫌いなことであっても、しばらく続けた後で嫌になってしまったとしても関係ない。なぜならあなたには自制心があるからだ。この方法が成功することは極めて稀なので、失敗するための最適な戦略といえる。

秘密にしておく。

  • あなたが新しい習慣を身につけようとしていることは、誰にも言ってはいけない。そうすれば、もし失敗したとしても恥ずかしい思いをすることはない。それはつまり自分自身で内心失敗すると思っているということであり、これもまた失敗するための素晴らしい方法だ。

今すぐ初める。

  • 今日からランニングを始めようと決心する。あとは実行するだけだ! そうすることで、それがあたかも取るに足らない、真剣に取り組むべきものではないかのように扱うことになる。待ち受ける障害への対策も考えていないし、実行を助ける仕組みも準備していない。習慣を身につけることを、靴下を履く程度に軽く考えている。だから、その習慣を止めてしまったとしても、同様に大した問題とは感じない。

他の人がどのように成功したのか気にしない。

  • なぜ他の人の成功物語など読む必要があるのだろう? あなたは彼らよりもよくわかっている。彼らから学ぶことなど何もない。少なくとも、私はそう考えていた。

モチベーションを高める工夫はしない。

  • 自制心があれば、モチベーションは必要ない。自制心は持っている人と持っていない人がいるが、モチベーションは単に高めれば済むことだ。

自らに失敗の機会をたっぷり与える。

  • 健康的な食習慣を身につけたい? 食器棚や冷蔵庫をジャンクフードで満たしておこう。仕事中も周囲をジャンクフードで囲まれた状態にしておこう。フライと甘ったるいスイーツを豊富に揃えたレストランに行こう。そんなものは全て無視できる自制心を、あなたは間違いなく持っている。

以上挙げた8つのステップは、習慣化に確実に失敗するためのレシピだ。もし失敗したいなら、全てを実行することをおすすめする。もちろん成功を望むならそれを避けるだけでなく、反対のことをやってみるべきかもしれない。

この記事は、Leo Babauta(レオ・バボータ) さんがUncopyrighted(コピーライトなし)として公開されている記事の日本語訳です。原文同様、この日本語訳もUncopyrighted(コピーライトなし)とします。当サイトの翻訳文書に関するその他の注意事項については、翻訳文書についてをごらんください。