生活を編集する Part2:部屋

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生活を編集する Part2:部屋

著者:
Leo Babauta
原文:
原文公開:
2007-3-1
日本語訳:
日本語訳公開:
2013-4-28
日本語訳更新:

私は以前新聞記者をしていたのだが、そこで学んだことのひとつは、編集は非情であれということだ(なぜブログでもそうしないのかという皮肉なコメントは勘弁してほしい)。不要なものは全てカットする。より良い記事が後に残る。生活も同じように編集することを強くお勧めしたい。

今回の編集対象:あなたの家の部屋を、一度に一部屋ずつ。

家中の部屋という部屋が、雑多なモノで散らかっていないだろうか。散らかっていると気が散るし、ストレスの元にもなる——目に入るものには意識が向くし、どんな短い時間であろうと、そして無意識であろうと、この小さな雑音は積み重なっていく。散らかった中で、心の平和と集中力を維持することは難しい。何かを探したりメンテナンスしたり掃除したりするための時間と労力もそこに加わる。散らかっているほど、必要なエネルギーも増していく。

そこで週に一部屋ずつ、家中の全ての部屋を編集することをお勧めしたい。家全体がすっきりと片付き、心に平穏と静けさをもたらしてくれる場所になるまで編集を続けるのだ。

これがそのやり方だ。

  • まず、今週取り組む部屋をひとつ選ぶ。家全体を一気に片づけようとしてはいけない。膨大な時間がかかるからだ(時間が有り余っているというなら話は別だ——もしそうなら、一気にやろう!)。一度に一部屋に集中する。毎日十五分をそのことに当てる(夢中になって止まらなくなったら、もっと続けていい)。毎週、一部屋ずつ取り組む。
  • クロゼットや引き出しなど目につかない場所は、とりあえずそのままにしておく。その領域は次回の「生活を編集する」で扱うことにする。今のところは、直接目に入るものにフォーカスしよう。
  • 大物から始める。家具が多すぎる? 編集しよう。ぜったい必要なものはどれだろう? 気に入っているものは? 邪魔になっているだけのものは? 家具以外にも例えばモノを詰め込んだ箱など、場所をとっているものは、取り除けないか考えよう。
  • デスク、テーブル、カウンターなど全ての平面をクリアにしよう。あらゆる紙、いろんなモノの山、ガラクタ、どうでもいい置き物、全部だ。まず全部を床におろそう。そしてゴミ袋と箱を二つ用意し、床の上の山をひとつひとつチェックしていく。全てのアイテムは、ゴミ袋、リサイクル箱(友だちにあげる、家族にあげる、寄付する)、保存箱のいずれかに入る。元の平面には、厳選した二つほど(家族の写真や、機能的にそこにあることが合理的なもの)を戻す。ただし、平面は可能な限り何もない状態にしておこう。そこには「モノ」があるべきではない——あらゆるモノは、タンスか棚か容器を決めてしまわなければならない。山が全て片付いたら、リサイクル箱は車のトランクにでも放り込んでおいて、ついでがあったときに処置する。ゴミ袋は捨てる。保存箱の中身は、どこか場所を見つけて収納する(本当に必要がある場合以外は、平面に置いてはいけない!)。
  • このプロセスを繰り返す。部屋の中の全ての「モノ」が処理できるまでだ。初めから床に置いてあるものも含む。
  • 最後に部屋を時計回りに歩きながら、残ったモノを編集していく。たとえば壁や冷蔵庫に貼られたもの、テーブルやデスクの下に置いてあるものなどだ。そこに置いておく絶対的な理由がある場合だけ残そう。私の場合、厳選した数点の絵(アーチストである父の作品)を除いて、壁には何も貼っていない。あらゆる平面はクリアだ。なかなか気持ちのいいものだ。
  • 無慈悲にやる。非情に編集しよう。モノは減らせば減らすほど良い。

これで部屋はだいぶすっきりしただろう。なかなかいい気分ではないだろうか。ゆったりと座って周囲を見回し、静けさを味わおう。勝利を噛みしめよう。

さて、この編集プロセスは目的ではなく過程にすぎない。雑多なモノが散らからない仕組みを作り、習慣化しないかぎり、この状態は長くは続かない。

以下がそのシステムだ。

  • 全てのモノの置き場所を決め、収納する。古いアドバイスではあるが役に立つ。今あなたはその平面に何かを置こうとしていないだろうか。自分にストップをかけよう。それはどこに置かれるべきか、考えよう。置くべき場所がないのなら、見つけよう。そして必ずそこに置くようにしよう。例えば私の部屋には鍵や財布を置いておくためのトレーがある。毎回そこに戻すのだ。だから見つからなくなることもない。出かけるときは、そのトレイの中身をつかんでいけばいいだけだ。
  • 入ってくる〈あらゆる〉書類の「受信箱」をつくる。そして請求書、税務関係の書類、学校の通知表まで、保存が必要な書類を整理するファイリング・システムを作ろう。郵便物、学校のプリント、レシートなど入ってくる書類はまず「受信箱」に入れ、一日一回まとめて処理しよう(一日おきでもいいが、それ以下ではだめだ——でないと、また紙の山をつくることになる)。処理するときは、後でファイルするつもりでそこに残しておくことのないように——今、ファイルするのだ。その他のものは捨てる。請求書はすぐに支払いを済ませるか「支払いが必要なもの」フォルダに入れておく。それ以外の場所に紙を置くことのないようにしよう。
  • 夜と出がけに片付けをする。習慣化がうまくできていれば必要ないかもしれないが、完璧な人間はいない。そしてあなたに子どもがいるなら、これは必須だ。子どもは片付けの習慣に関しては完璧とは言い難いからだ。5分〜10分を割いて、平面上からモノを無くし、クリアに保とう。
  • 半年に一度(あるいは年に一度)捨てる。どれほど努力しても、モノというのは増えていくものだ。それに、ときには衝動買いだって必要なのだから。

この記事は、Leo Babauta(レオ・バボータ) さんがUncopyrighted(コピーライトなし)として公開されている記事の日本語訳です。原文同様、この日本語訳もUncopyrighted(コピーライトなし)とします。当サイトの翻訳文書に関するその他の注意事項については、翻訳文書についてをごらんください。