何もない静かな部屋で、ひとり過ごせるようになる

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何もない静かな部屋で、ひとり過ごせるようになる

著者:
Leo Babauta
原文:
原文公開:
2012-1-17
日本語訳:
日本語訳公開:
2012-6-17
日本語訳更新:
2012-6-27
「あらゆる惨めさは、静かな部屋でひとり過ごせないことに由来する」
(ブレーズ・パスカル)

日常生活の中で抱えている悩みごとや問題をいくつか頭に浮かべてみよう。もし、何もない静かな部屋で、満ち足りた気持ちでひとり過ごすことができるなら、どれだけ多くの悩みや問題が解決するだろうか。

満ち足りた気持ちでひとり静かに過ごせるなら、ジャンクフードを食べる必要もないし、衝動買いをする必要もないし、最新のガジェットを手に入れる必要もないし、ソーシャルメディアでみんなの話題と行動をチェックする必要もないし、人と比較する必要もないし、取り残されないためにもっとお金を稼ぐ必要もないし、名誉も権力も必要ないし、領土を征服する必要もないし、戦争をする必要もないし、粗暴な振る舞いをしたり暴力を振るったりする必要もないし、わがままな態度を取ったり欲張ったりする必要もないし、常に忙しく生産的である必要もない。

あなたは満ち足りている。他に何も必要としない。そのこと自体が、数多くの問題を解決してくれる。あなたは何もない部屋でひとり過ごすことができるだろうか。「静けさの喜び」を感じることができるだろうか。

私たちのほとんどは、何もせずひとり静かに過ごすということができない。何かせずにはいられないのだ。メールやソーシャルメディアをチェックし、生産的である必要があるのだ。訓練によって習慣化していない限り、そこに静かに座っているということ自体が困難かもしれない。

私が学んできたのはこういうことだ。朝、コーヒーを沸かしている間、私はただ座っている。最初のうちはたとえ数分間でも有益な経験だ。自分の思考に耳を傾けられるようになる。何か違うことをしたい、計画し目標を設定したいという衝動を自覚することができる。自分自身を見つめ、ただ静かに座ったまま衝動をやり過ごすことができるようになる。静寂の中に満足を見いだすことができるようになる。

静けさをじっくりと味わえようにもなる。静寂、それは私たちのほとんどが手にしていないものなので、少し慣れが必要だ。私たちは車を運転しながら、外でエクササイズをしながら、食べながら、歩きながら、仕事しながら音楽をかけ、おしゃべりし、テレビをみる。けれども静寂の効果は驚くべきものだ。静寂は気持ちを静めてくれる。熟考し、スローダウンし、空白を味わうことを助けてくれる。

何もない部屋というのも素晴らしい。私は部屋から不要なものをできるかぎり排除している。そうしたものが残っていることはほとんどない。そこにあるのは自分自身だけだ。部屋はまっさらの状態で私自身、私の創造性、私の静けさによって満たされようとしている。私は質素な部屋が大好きだ。

ひとりでいることの喜びも、しばしば見落とされているもののひとつだ。ひとりでいるとき、私たちはインターネットやテレビで最新情報を確認し、みんなの話題と行動をチェックする。ただひとりでそこにいるということがない。しかし、自分自身を見つめ、より多くを求める代わりに少ないもので満足できるようになるためには、孤独が必要だ。

あなたはひとりきり、動かず、静かに過ごすことができるだろうか。最初はごく短い時間で構わない。次できればもう少し長い間。自分自身に耳を澄まし、観察し、学ぼう。そこに満足を見いだそう。他に必要なものなど何もない。

この記事は、Leo Babauta(レオ・バボータ) さんがUncopyrighted(コピーライトなし)として公開されている記事の日本語訳です。原文同様、この日本語訳もUncopyrighted(コピーライトなし)とします。当サイトの翻訳文書に関するその他の注意事項については、翻訳文書についてをごらんください。