スパルタンなナポリ風ピッツァ

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スパルタンなナポリ風ピッツァ

著者:
Leo Babauta
原文:
原文公開:
2011-03-01
日本語訳:
日本語訳公開:
2012-08-11
日本語訳更新:

良いナポリ風ピッツァは質素な美しさに満ちている。最小限の新鮮な食材が光を放ち、同時に料理、芸術、美といったものを超越するような方法で組み合わされているのだ——それは純粋な愛の行為といえる。

私のお気に入りはマルゲリータだ。手でこね、のばしたシンプルなクラストに、新鮮なトマトソースを薄くのばす。モッツァレラチーズ(あるいはヴィーガン用チーズ)の塊とバジルを乗せ、上質のオリーブオイルをかけて仕上げる。熱い熱い薪のオーブンに入れるとクラストは60秒ほどで膨らみはじめる。純粋に炎が織りなすそのごく短い時間の中で、奇跡が起こる。

奇跡というのは、このシンプルな食材——小麦、水、トマト、チーズ、バジル、オイル、食塩——が、宇宙で最も美しいもの、すなわち愛に変わるということだ。

トッピングの寄せ集め(ソーセージに4種のチーズにキャラメリゼした玉葱にタイ風チキンにブロッコリーその他)によって埋没することがないために、ひとつひとつの食材を純粋に味わうことができる。食材が少なければ、それぞれの味をはっきりと感じることができるようになる。

それだけではない。それぞれの食材は組み合わさり、完璧な調和を見せる。ミニマル主義とは何なのかをここに見ることができる。選ばれた少量の美しいものが、不要なものを削り落とすることによって息づき、光を放つ。その組み合わせは、あまり重要ではないものを数多く組み合わせよりも素晴らしい。

これはピッツァについての話だが、仕事や人生についても同じだ。少数の重要なタスクに絞ることで、あなたの仕事に変化が生まれる。人生の中でやるべきことを減らせば、ひとつひとつが息づき、これまでになかった重要性を帯びるようになる。それらはより良い人生を創り出すばかりでなく、より真実に近いあなた自身を表現するようになる。これはミニマル主義なしでは実現できないことだ。

ミニマル主義は人生を愛の行為に変えてくれる。

この記事は、Leo Babauta(レオ・バボータ) さんがUncopyrighted(コピーライトなし)として公開されている記事の日本語訳です。原文同様、この日本語訳もUncopyrighted(コピーライトなし)とします。当サイトの翻訳文書に関するその他の注意事項については、翻訳文書についてをごらんください。