立ち去る力

立ち去る力

著者:
Leo Babauta
原文:
原文公開:
2012-02-20
日本語訳:
日本語訳公開:
2012-04-08
日本語訳更新:
2014-04-15

あらゆる形の交渉ごとで最強の武器は、その場から立ち去る力だ。

交渉を打ち切り、その場から立ち去ることができる人(その振りをするのではなく、本当に立ち去るということだ)が、最も強い立場にいる。なんとか取り引きを成立させなければと思っている人が、いちばん弱い。

車を買うときも、新居の購入契約をするときも、外国の蚤の市で値切るときも、賃金交渉をするときも同じことが当てはまる。

人生のあらゆる場面でも同じだ。

その場から立ち去ることができない物ごとなどほとんど何もない。そのことを知ろう。

ウォークイン・クローゼットと樫のフローリングと巨大なキッチンのついた素敵な家を手に入れなければと思っているなら、あなたには弱みがある。それを手に入れるために、人生の貴重な時間とお金をつぎ込むことになるからだ。そうしたものは不可欠ではないと知っている人は、その場から立ち去ることができる。たくさんのお金(つまり労働時間)を、その種の家につぎ込まなくてすむ。

毎日スターバックスでラテ(グランデ)を飲む必要があると思っているなら、あるいはiPhoneかiPadが必要だと思っているなら、SUVかクーパー・ミニかBMWが必要だと思っているなら……あなたには弱みがある。諦めることができないからだ。そうしたものは幸福に不可欠ではないとわかっている人は、その場から立ち去ることができる。

あなたに酷いことをする男(でもいつかは変わるはず。なぜなら彼はあなたを愛しているから)が幸福に不可欠ではないと知れば、彼の元から立ち去ることができる。ひとりでも幸福になれること、そのために他人は必要ないことを知っていれば、立ち去ることができる。

その場から立ち去ることのできない物ごとなどほとんど何もないと知っていたら、膨大なお金と何年もの時間を節約できる。

全を置いて立ち去る必要はない。しかし、立ち去ることができるということは知っておくべきだ。取り引きの代償があまりにも大きいとき、あまりにも高価なときは……その場から立ち去ろう。

この記事は、Leo Babauta(レオ・バボータ) さんがUncopyrighted(コピーライトなし)として公開されている記事の日本語訳です。原文同様、この日本語訳もUncopyrighted(コピーライトなし)とします。当サイトの翻訳文書に関するその他の注意事項については、翻訳文書についてをごらんください。