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大分県の石仏と石橋
18'4/16〜20
熊野磨崖仏

大小のゴロリとした石を置いただけの急な階段を99段、息も絶えだえに登りきったところにこの二体の磨崖仏が並ぶ。
(陽の加減で右の大日如来は写真では分かりにくいが、頭部の螺髪が見える)

大分県の国東半島は天台宗と八幡さまが一体になった、ほかにはない宗教文化の風土がある地域で
半島一帯に、国宝の富貴寺や宇佐神宮をはじめとして沢山のお寺と神社、磨崖仏や石仏が散らばる。

臼杵の石仏群

国東半島の付け根には別府温泉、もうちょっと南に国宝の臼杵の石仏群
学生時代の貧乏旅行で周った時は、上段/ 左/の大日如来の転げ落ちた頭部が道端に鎮座していたっけ!
可愛らしくてインパクトがあったあの光景、修復され整えられた今の臼杵の石仏群にちょっぴり残念。

宇佐市院内町の石𣘺群

古代ローマの水道橋のアーチのあの形は、人類が作った最も美しい建造物だと思う。
ずっと憧れていたあの形はヨーロッパに行かなければ、見られないのだと思い込んでいたある日
京都南禅寺の境内で、石造りのアーチ型水道橋に突然行き合った、 あの日のショック!



その後、豪快な放水で知られる熊本県の通潤橋を知り、さらに大分県の院内町には大小の石橋が75基もあるとか。
行かねばならぬ!見に行かねばならぬ!
友人を誘い、レンタカーを運転してもらい12コ〜13コの橋を訪ねた。どれも美しかった。

水の流れで、侵食が激しく深い谷を形成するので、こんな石橋が多いらしい。

九州には石橋や磨崖仏が多く残っているのは何故だろう。その他の地域にもあったのだろうか。あったけど失われたのだろうか。
朧気にそんな事思っていたら、あるとき、パンフレットに九州は火山国で火成岩が覆ってていくらでも岩石があるからと。ナァルホド!

南フランスの古代ローマ遺跡の水道橋である”ポン・デュ・ガール"は紀元前のもの。そんな大昔からアーチ型の石橋の力学や物理的なことが分かっていたのだ・・・感嘆!

ちなみに南禅寺境内の水路閣(水道橋)は19世紀後半(明治22年)に作られたそうだ。
院内町の石橋群は江戸時代後半から 昭和にかけて作られたらしい。

⬆︎ひっそりと村はずれの森の中にあった小さな石橋、こちらは院内町では珍しい、構造の違う桁橋

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