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フランス南西部の美しい村々と町
'14/5/12〜23

フランスとスペインはピレネ−山脈を境に
スペイン側はバスク地方と小国アンドラ公国、サグラダファミリアのあるカタロニア地方と魅力的
でフランス側は?と、時々思っていて、ふと目にしたある旅行社のパンフに「フランス南西部の美しい村」
フランスの南西部?って、それにミディ・ピレネー地域圏とある。すぐ飛びつく。
世界遺産「サンチャゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」ともある、これってお遍路道みたいなもの?

↑左/キリスト教の聖地サンチャゴ・デ.コンポステーラに向かう巡礼の道の途中の
(紀伊山地の霊場と参詣道も追って世界遺産となった)カオールの町のロット川にかかる世界遺産のヴァラント橋

↑右/キリスト教の聖地ロカマドール。丘の上に城、中段に教会等の聖域
一番下に村、といってもお土産さんが並ぶ銀座通り。上下の移動はわたしたちはエレベーターとケーブルカーです。
膝がガタガタになっちゃいますからね。
ここもサンチャゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の途次で世界遺産の町

↓「フランスの最も美しい村『Les plus beaux de France』」に憧憬があった。
人口2000人を超えないこと、2ツ以上の歴史的文化的遺跡、遺産があり保護維持する等の条件を満たした村々の協会
全フランスで150ケ村以上、とりわけ南西部に多いらしい。

↑「美しい村」サン・シル・ラポピーはイギリスとフランスの100年戦争の頃は要塞の村だった
13世紀頃から15〜6世紀頃の家々、後ろをふりむけば砦に続くロマネスクの教会。
打ち捨てられた村だったけれど、見直され今は人口それでも200人ちょっと。

↑左/「美しい村」コロンジュ・ラ・ルージュの家並。寒村だったそうだけど、富みの象徴、塔を持つ大きな邸宅が多い
この地域の土が赤、したがって家を造るレンガも赤色。以前は赤いレンガを隠し漆喰で白い村だったのを
村の特徴を活かすため赤レンガをむき出しにするようになったとか。

↑右/「美しい村」小さな小さな静かなルブレサック。この村も大きくて立派な家が多かったけど
一軒の家に一家族?それともアパートメントみたいにシェアしてるのかな?

↑左/こじんまりと「美しい村」のオートワール。モニュメントのある小さい広場のすぐ後ろにロマネスクの素朴な教会。
小径を辿り村の外れから全景を眺めるとこの村にもひと際りっぱな貴族の館があった。

↑右/イギリスとフランスの領土を巡る100年戦争の戦場だったドルド−ニュ川のミニクルーズでは次々と城塞が現れる。
↓左/ミニクルーズのターミナルの「美しい村」ロックジャガックは渓谷の岸壁に貼り付くような家々!スケール感のない写真で・・・
分かりにくいけど、川沿いの石灰岩の崖にそってびっしりと中世からの家々が並んでいる。

↓右/この町からまた「美しい村」ベイナックへ。丘のうえにはやはり要塞の城。

たぶん7ツか8ツの「フランスの最も美しい村」協会の村々と
世界文化遺産の「サンチャゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」途次の教会や建造物のある村、町、都市を訪ねて
どこでも中世時代の深い信仰心を感じキリスト教の強大な力とキリスト教内の異なる宗派の戦い
それにイギリスとフランスの100年戦争。それが文化や風土を形づくって来たのだなと思いました。

なんと大胆な!サルラの町

中世の街が荒廃していくのをくい止めるために、大胆な政策を敢行したマルロー。
パリの街を洗ったのも、ドゴ−ル政権下のアンドレ・マルロー文化相
荒廃したサルラの町を大胆に積極的に旧きを残し現代にあうように改革をするマルロ−法の第一号の町だとか

↓市場に改築された聖メアリ−教会、今日はあいにくと市場はお休みで内部が見られなかったけど
この観音開きの鉄の扉(この大胆さがいい!)!バラ窓はガラス。かってはステンドグラスかレリーフであったのだろう。
あとで調べたらこのリノベーションはジャン・ヌーヴェルという有名な建築家によるもの、日本には電通本社ビルが彼の作品
夕闇せまるサン・セルド大聖堂はゴシック様式で昔のまま。右↓

旧市街の真ん中を真直ぐ貫く、道路幅20メートルはありそうなメインストリートからは
(たぶんかなりの建物が立ち退き街の景観にあう商店街に造り直したのだろうけど)
ロマネスク、ゴシック、ルネッサンスを経て現代までの歴史を刻む様子が伺える
メインストリートから幾筋も横丁に曲る小径、迷路のような小径に紛れ込んでしばしの散策
ちょうど昼時、長いバゲット片手に裏口に入って行く姿も見かけた。

↓旅は地中海側トゥルーズから「フランスの最も美しい村」に寄りながら大西洋側にすすみ
最後はワインと新古典主義の美に満ちた世界遺産ボルドーの町へ。郊外はえんえんと緑さわやかな葡萄畑が続く

↓ワインの産地で名高い村の一つサンテミリオン。
ここもワイン産地の景観と「サンチャゴ・デ・コンポステ−ラ巡礼路」の途上の世界遺産の町。

↑昔修道院だった廃虚というか遺跡のまわりも、教会が中心の小さな集落のまわりも、もちろん葡萄畑
小規模な家族経営も含めるとボルドーには数えきれないほどのワインシャトウ(葡萄畑と醸造所を合わせ持つ)があるのだとか。

「月の港」と称えられる美しい都ボルドー


大西洋に注ぐガロンヌ川の畔のワインと貿易で栄えた町ボルドー
ボルドーが「月の港」と称えられるのは、ガロンヌ川が三日月のようにカーブする弧の側を玄関口として
町が構成されていたから。↓右/玄関のブルス広場に面した新古典主義の建物
↓左/ボルドーの町に幾つかある凱旋門のうちの一つ15世紀のもの 、優雅で見愡れてしまう。

、19世紀に造られたレンガ造りのピエ−ル橋を渡り旧市街を含むボルドーの町を対岸から臨むと
高さの揃った家並の所々に、主だった教会の尖塔が見える。美しい町だ!

↓ボルドーにも「サンチャゴ・デ.コンポステーラの巡礼路」への途上のサンタンドレ大聖堂
(わたしのカメラにははいりませ〜んぐらいな大きな教会)
↓左/4〜5世紀に渡っての汚れた外壁をレーザーで洗った部分がきれいになっている。
↑右/修復中、ブル−シ−トではなく堂内の絵が描かれたシートで被われ、工事中が見えるよう小窓があけられていた。

「フランスの最も美しい村」教会が認定する村を7〜8ケ所(たぶん)
世界文化遺産の『サンチャゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の途中の数々の村と教会
ボルドーの歴史地区は世界遺産、世界遺産でなくとも、旧市街の歴史的な街並を保護、維持しながら現代を活きる都市や町
upしきれないけど沢山写真が撮れて嬉しい旅行だった。

高速道路を走ると一面に続く葡萄畑、麦畑、果樹園つくづくフランスは農業国なんだと思うし
トゥルーズは旧市街もある旧い都市でありながら、ロケットやコンコルドやエアバスをつくる
最先端の航空宇宙都市でもある。フランスってアグレッシブな国なんだわねぇ。

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