2016.12.12 更新

■何故、『NAPOLEON』なの?

昔「ナポレオンが馬に乗っている写真」が裏面に印刷されたトランプを入手し、
非常に大切にしていた。
中学校の時の仲良しの4人組がいたが、そのメンバーと旅行に行った時や遊ぶ時は、いつでも、
このトランプで『ナポレオン』をやっていた。

トランプゲーム『ナポレオン』を知らない方のために、具体的に紹介しよう。

【ナポレオン・ゲームの骨子】

 一般には4人で行うゲームである。(5人が好ましいとの説もあるが、ここでは4人で説明する)
 トランプには4種類のマーク(スペード、ハート、ダイヤ、クラブ)があり、そのうち
 10、J、Q、K、Aのカードを「絵札」という。「絵札」は4種類で合計20枚ある

 4人が、2人ずつ「ナポレオン軍」と「敵軍」の2組に分かれる。
 2つの軍が「絵札を何枚集めるか」を競うゲームだが、
 ただ単に多く集めたほうが「勝ち」ではない。
 「ナポレオン軍」は最初に「絵札を○枚以上集める」と宣言するが、
  絵札を○枚以上集めた場合
のみ「ナポレオン軍の勝ち」になる。
 集めなければ「敵軍の勝ち」である。

 ゲームの初めに4人が「私は絵札を○枚集める」と宣言、一番多い人が「ナポレオン」に決まる
 「ナポレオン」は、「◇マークの△カードを持っている人」を「自分の副官」として指名する
 「◇マークの△カードを持っている人」は「ナポレオンの副官」になるが、その人しか分からない。
 「ナポレオン」以外で、「◇マークの△カードを持っていない人」は「敵軍」になる。

 つまり、「ナポレオン」は、「誰が副官(味方)か、誰が敵軍か」はまったく分からない。
 「敵軍」に該当する2人は、「ナポレオン」以外の2人については「敵か、味方か」分からない。
 「副官に指名された人」だげが、「自分の味方=ナポレオン」と「敵軍」を判断できるのだ。


【ナポレオン・ゲームの面白さ・醍醐味】

 「ナポレオン」は「誰が副官(味方)か、誰が敵軍か」分からないので、
 推測しながらゲームを進める。
 自分以外の3人が「絵札」を集めた際に、
 「味方なのか、敵なのか」を推測しながらハラハラする。
 「敵軍」の2人も、残りの2人が「自分の味方か、敵か」分からないので
 推測しながらゲームを進める。
 他の2人が「絵札」を集めた際に、「味方なのか、敵なのか」を推測しながらハラハラする。
 「副官」は「誰が味方か、誰が敵軍か」分かるので、
 3人のハラハラを観察しながらゲームを進める。
 時に「ナポレオン」のハラハラ表情を楽しみ、時には「シマッタ、危ない」と思いながら楽しむ。

 実は私は、「ナポレオン・ゲーム」で「副官になること」が一番好きだった。
 「ナポレオンを陰で支える役割」に、最も面白さと醍醐味を見出して、ゲーム参加していた。
 「ナポレオンを陰で支える人」=「ナポレオンの副官」=それが「ジョセフィーヌ」である。

【ナポレオン・ゲームの進め方 = ゲームを始める前の準備】

 (1).52枚のカードを各自に12枚ずつ配り、4枚は中央に伏せて置く。

 (2).配られたカードを見て、自分が「絵札」を集められると思えば、
   たとえば「ハートを切り札として(絵札を)15枚集める」等と宣言する
   「切り札」は他のマークよりも強い性質を持つので、多いマークを切り札とするのが良い。
   「絵札を集めること」の宣言する・しないは参加者の自由である。

 (3).集める枚数を一番多く宣言した人が『ナポレオン』に決まる。
   宣言した枚数が同じ場合は、「切り札」として次のマークの順に強さが決まる。
   マークの強さ スペード > ハート > ダイヤ >クラブ
   「ハートを切り札として13枚」と「ダイヤを切り札として13枚」と宣言する人がいた場合、
   「ハートを切り札として13枚」と宣言した人が『ナポレオン』となる。

 (4).『ナポレオン』は「陰の副官」を指名する。
   指名は、自分が持っていないカードで、最も強いカードを持つ人を指名したほうがよい。
   カードの強さは、オールマイティ > 正ジャック > 裏ジャック > 
       以下、 切り札の A > K > Q > J > 10 >>>> 2
   オールマイティ = スペードのA
     正ジャック = 切り札のJ
     裏ジャック = 切り札と同じ色で、異なるマークのJ
    <例>切り札がハートの場合、正ジャック=ハートのJ、裏ジャック=ダイヤのJ

   <指名のコツ>
    『ナポレオン』が「スペードのA」を持っていなければ、「副官=スペードのAを持つ人」
    『ナポレオン』が「スペードのA」を持っていれば、  「副官=正ジャック」
    『ナポレオン』が「スペードのA」「切り札のJ」を持っていれば、「副官=裏ジャック」

 (5).『ナポレオン』は中央の4枚のカードをとり、不要なカード4枚を伏せて捨てる。
   ※4枚のカード交換ができることが、ゲームの妙技を増す。

【ナポレオン・ゲームの進め方 = ゲームの進め方〜終了まで】

 (0).最初は『ナポレオン』が、自分の好きなカードを一枚、場に表にして出す。

 (1).時計回りに、残りの3人がカードを出す。
   残りの3人は、同じマークのカードがあれば、同じマークのカードを出さねばならない。
          同じマークのカードがなければ、どんなカードを出しても良い。
  =このルールは『ナポレオン・ゲーム』に肝となる信義のルールである。
   つまり、繰り返すうちに、誰が「どのマークのカードを持っていないか」が分かるためである。

 (2).その場の勝ちを決める。勝った人が「場に出ている絵札」を自分の財産にできる。
   4人のカードが同じマークなら、一番高いカードを出した人が勝ちとなる。
   4人のカードが同じマークでない場合、
    「切り札」を出した人がいれば、「切り札」の中で一番高いカードを出した人が勝ち。
    「切り札」を出した人がいなければ、最初のマークで一番高いカードを出した人が勝ち。

 (3).その場で勝った人が、次に、自分の好きなカードを一枚、場に表にして出す。

 ⇒これ以降、(1).から(3).を、全部で12回繰り返す。

 (4).最後のほうになると、「副官」「敵軍」が次第に分かるようになる。
   最後に、「ナポレオン+副官」が集めた「絵札」の枚数を数える。
       「敵軍」の2人が集めた「絵札」の枚数を数える。
   「ナポレオン軍」が「宣言した絵札の枚数」以上、集めていれば、価値である。

【ナポレオン・ゲームの骨格となるルール】

 1.マークの強さ   スペード > ハート > ダイヤ > クラブ

 2.カードの強さは、オールマイティ > 正ジャック > 裏ジャック > 
       以下、 切り札の A > K > Q > J > 10 >>>> 2
   オールマイティ = スペードのA
     正ジャック = 切り札のJ
     裏ジャック = 切り札と同じ色で、異なるマークのJ
    <例>切り札がハートの場合、正ジャック=ハートのJ、裏ジャック=ダイヤのJ

 3.セーム2の特別ルール
   4人のカードが同じマークなら、一番高いカードを出した人が勝ちとなるが、
   この時、「2」が含まれていると、「2」を出した人が一番強いという特殊ルールである。
   ただし、「セーム2ルール」は「同じマーク」のみに限られる。
   また、「オールマイティ、正ジャック、裏ジャック」が出された場合は、そちらが強い。

 4.オールマイティ、正ジャック、裏ジャックの特殊ルール−1(ローカルルール)
   「同じマークのカードがあれば同じマークのカードを出さねばならない」肝のルールがあるが、
   「副官」として「オールマイティ、正ジャック、裏ジャック」を指名されている場合、
   「副官」に限って、同じマークのカードを出さなくてもよいという特殊ルールである。
   ※このルールは、ゲームの最初のほうで「副官」が早くバレてしまうことを避けるためである。

 5.オールマイティ、正ジャック、裏ジャックの特殊ルール−2(ローカルルール)
   「同じマークのカードがあれば、同じマークのカードを出さねばならない」肝のルールがあり、
   「オールマイティ、正ジャック、裏ジャック」は、いつ出しても良いという特殊ルールがある。


【ナポレオン・ゲーム = 思わぬハプニングが起きる】

 @.『ナポレオン』は「副官」を「◇マークの△カードを持っている人」として指名するが、
    そのカードが「中央の4枚」に入っている場合は、「ナポレオン=副官」となる。

 A.『ナポレオン』になる人が、最初に配られた12枚のカードのうち「絵札」が多い場合、
   「中央の4枚」と交換する際に、「絵札」を捨てなければならないことがある。
   そうなると、「宣言した枚数」に対して最初から20枚に満たないカードを取らねばならない。

 B.最初に宣言する人がいない場合、誰かが『ナポレオン』にならざるを得ない。

                      イナンシエイター  名誇゚礼恩