俊樹の部屋(?)

俊樹の部屋(第31回)


(06.1.22アップデイト)



1996年5月30日、歴史は始まりました。ついに布川俊樹のホームページがスタートしたのです。このページを立ち上げた4、5月はギターを弾くよりとにかくこのホームページ製作に追われる日々、日夜Macに向かっておりました。この「俊樹の部屋」は毎回僕がたわいもないことをエッセイ的に書き連ねたり、「徹子の部屋」みたいにゲストを呼んで対談をする、みたいなコーナーであります。

さて今年は、このホームページを始めて10周年です。おまけに年男。何か次の年男までの人生っていうのが僕の音楽家としての真価ではないか、と考えるまあ1月らしい今日この頃。まあダラダラとしつつ気合いも入るというマイペースな感じではありますが、このページもしぶとく続けていきますぞ!今後ともよろしくね。

さて、今回はホントお久しぶりのミュージシャンゲスト。12月アタマに日立ジョージハウスでやったライブのときの楽屋での模様をお伝えしましょう。いま僕が最も気に入ってる歌姫たなかりか嬢、そして最も気に入っているオルガニスト、「グルーヴ詩人」金子雄太さんであります。たなかりかさんのファーストアルバムのレコーディングメンバーというわけです。ちなみに、この日のもう一人のメンバーはドラム大槻カルタさん。長年のコンビネーションというこの金子=大槻コンビの合い方はもう異常(素晴らしいの最上級です)!今年はこのユニットでちょっとやってみようかなと考えてます。今回は前日のアルフィーに続けて(アルフィーではドラムは大坂昌彦氏)2日連続のライブ。僕は金子雄太君の愛車に便乗して日立に来たのです。

金子雄太(以下金子):
可愛いカバンに譜面がどっさり。
布川:
可愛いカバンに譜面がどっさり。日立の楽屋からお送りいたします。
金子:
ここ茨城から農協のおじさんがお送りいたします(発音に注意。エセ茨城弁でしゃべっている)。可愛いカバンに譜面がどっさり。
布川:
農協のおじさんは金子…、
金子:
どうも今晩は。
布川:
雄太さんです。
金子:
畑の真ん中で。花子、花子、挨拶するだ(全然茨城弁じゃない…笑)。
たなかりか(以下りか):
ウッフ…。
布川:
今日は田んぼ仕事で長靴が汚れております。姫は…
りか:
花子でございます。よろしくお願いします(笑)。

改めて元気よく

りか:
晩は、たなかりかでーす!
布川:
今日はりかちゃん東京圏ツアー3日目、異常にハイテンションになってますが、いかがですか?  
りか:
いい感じでーす。今日は楽しくなりそうでーす。
布川:
楽しくなりそうですねえ。
金子:
赤いカバンに譜面がどっさり(しつこい…笑)。
布川:
ホームページにアップするんだから、もうちょっとちゃんとしましょうね(笑)。
金子:
え、音声はアップされませんよね?
りか:
音声アップされたら大変(笑)。布川さん、今日も飲んでますね。
布川:
いつものことなんですけど(茨城弁で)。
金子:
ワイン、ビール、ビール、ワイン、ワイン、ビール、ワイン。
布川:
りかちゃん、いま選曲してるけど大変だよね。譜面ってどれくらい持ち歩いてるの?
りか:
もう一式全部。
布川:
一式全部…。タビとか来ると大変だよね。重いよね。衣装もあるしね。
りか:
そう、それに今回は靴3足も…。ブーツ3足。
布川:
おまけに昨日六本木ヒルズで買っちゃったと…。
りか:
買っちゃった。高いやつ。
金子:
おー、プチセレブ(笑)
布川:
もうホントに荷物大変だ。衣装に靴に譜面に酒3本くらい持って(笑)。
りか:
そう、一升瓶持って(笑)。
金子:
そのブーツに酒の瓶入れて来りゃーいいんだよ(笑)
布川:
そりゃーいいや(笑)。
りか:
もう、布川さんやめてください。布川さんがホームページで私のこと「酒飲み」とかいうからそういうイメージ定着しちゃうじゃないですか(笑)。そんなことありません!
布川:
悪い、悪い。でもお酒を飲むと、また一段と美しいステキな飲み友達であります(笑)。

ここから「hills」の発音をめぐってしょうもない英会話ごっこに移行&カルタ氏登場などもあり割愛

布川:
カルタ君とできて嬉しいですよ。僕は一発で気に入りました。素晴らしい!
りか:
とってもカルタさんのドラム好きです。ホントにやりやすい。
布川:
もうさっきのサウンドチェックのときに彼と2人でデュオやってて盛り上がっちゃったよ。あと、金子雄太さん、相変わらず気持ちいいっすねえ。
りか:
ホント、わたしも久しぶり(たぶんCD発売記念ツアー以来)ですけど素晴らしいです。
布川:
ベースといわゆるキーボードプレイヤーの2人分のパートをやってるわけじゃない?だからもうその2つのノリが、当たり前なんだけど、ばっちり合ってる。1人で厚いグルーヴを作り出せる。それでグルーヴも凄いけど詩人(笑)!
金子:
ありがとうございます。ぬのさんと1日一緒にいると5回くらい誉めてくれるから嬉しいです。ぬのさんはごまかしのないところが好きです。
布川:
人間に(笑)?
金子:
いや、プレイです(笑)。

ここから曲順の話になり、ちょっとワインを飲みつつ演奏をぶちかまし…。

布川:
いやあ、素晴らしい!面白いね。
金子:
楽しいですよ。
布川:
しかし、音楽談義にはまったくならないので、ここからはちょっと捏造いたしましょう。

ここからはPC上で後日やり取りして作ったものです。

布川:
金子君のCD、「AQUAPIT LIVE AT ONYX」(2001年録音)を聴かせて頂いたんだけど(不肖布川の「The Blood Trio」と交換した)、すごくライブ感あっていいですね。勢いがある。これは小沼君がデビューしたあたりに出したの?メンツ同じだよね。
金子:
はい、そうです。小沼くんがデビューする2ヶ月前でした。ライブ感がある…ってそ りゃ当たり前ですよ布さん!ライブ収録アルバムですから(笑)。しかも2ch(L・Rのみ)録音。ミックスバランス事後補正不可!お〜コワ…。

このCDはクラブ系レーベルから出したという事もあって、そちら方面と交流の多かった時期でした・・僕らジャズライブハウスでのライブ活動が主だったんで、クラブシーンでの「人を踊らせる快感」をなんとか生楽器演奏で出来ないものか、と試行錯誤してたんですよ。で、僕らなりの一つの答えとして提示させてもらった感じです。このCD、クラブミュージックを愛する人達もたくさん聴いてくれたみたいで嬉しかったですよ。発売の後イベントとかで生演奏のパフォーマンスに何度も行ったんですが、フロアで踊るにーちゃん達が口々に「アクアピットやばいっす!まじやばいっす!」とか言ってくれて・・・初めはそれが褒め言葉だという事が理解出来ずにうろたえておりましたが。おおー!何がやばいんだ?って(爆)。

布川:
ハッハッハ。
金子:
小沼くんがメジャーデビューして活躍するようになってからは、僕名義のこのユニッ トは一時停止してます。が、また何年後‥何十年後でもいいから再開したいです。彼は僕のオルガン演奏をとても良く理解してくれてるし、リズムやハーモニーの相性もいいと思うんで。KALTA氏と三人で組んだ時のサウンドはやはり僕にとっては原型みたいな感じです。だから彼がデビューアルバム『nu jazz』でコアとなるリズムセクションに僕とKALTA氏を起用してくれたのは本当に嬉しかったですよ。AQUAPITサウンドが一部引き継がれたわけですから・・。僕個人的にも自分の音をたっくさんの人に聴いてもらえる可能性が一気に拡がったんで、あれ以後数年間は急に身辺が忙しくなって楽しく駆け抜けた感じでした。
布川:
うーん、そうだったのか。でも2ch一発録りがファーストアルバムってしびれたでしょ。僕は何枚か出して「ウルトラマンジャズ」がそうだったのね。でも結構慣れた後だったから。それでもその経験が後に生きた、っていうか根性ついたよね。そういやあ、僕もVALISでその年にライブレコーディングだったな。あれだって大変だったし…。とにかくライブ収録2ch一発が最初っていうのは立派すよ。ところで、このCDの頃と比べると、金子君は何か大きな変化とかあるの?
金子:
その後も個人的にはクラブシーンと関わりを持ち続けて、クラブの真髄を見抜こうと 努力したんですけど、生楽器演奏者が行うシーンへの歩み寄りって、少しでも「こういう風に演奏すればクラブっぽいんでしょ?」という安易な姿勢が見え隠れしてしまうと逆に鼻についてしまうという事が解り、一見対極に進むように見えるかも知れないけどジャズメンはジャズ道を真摯に突き進んで、お互いの根本では「もともとダンスミュージックだった」という共通点が在るという事を信じてリスペクト・刺激し合いながら共存する‥みたいな姿勢こそが僕に出来るクラブシーンへの歩み寄りなのかも・・という考えに変化したので、もう最近はただただオルガン道・ジャズ道を一生掛けて進もうと考えるようになってます。
布川:
それはご立派なことでございます(笑)。結構クラブテイストを生演奏でっていうのがいい感じだと思ったけど、そういうことがあるんだね。僕は、雄太君とはさあ、初めて一緒にやったのが、りかちゃんのレコーディングだったわけだけど、噂には「素晴らしい」と聞いててまったくその通りでしたね。いやあ、面白い人だと思った。何か音楽に映像的なものや空気感みたいのをすごく繊細に感じる人だよね。それでいて骨太なグルーヴがある。ちょっとエッチで(笑)品もよくてさあ、だから僕は「グルーヴ詩人」と名付けたの。
金子:
わはは!グルーヴ詩人。あーざ〜す。僕の布川さんのギターの第一印象は「名手」という感じでした。サウンドが文句なく素晴らしい!いぇい。
布川:
イエーイ!。第二印象はツアーでの「銘酒」プレイかねえ(笑)。あと、りかちゃんもいいよねえ…。
金子:
りかちゃんきゃわゆい。。僕もいつもすっかり魅了されております。ええ声してますよね〜・・。
布川:
とにかく、今年は4月の九州でのDIRECTION(川嶋哲朗、金子雄太、大坂昌彦の3人からなるグループ)のライブへのゲスト参加(僕とたなかりかがゲスト参加する)が決まってるんだけど、それ以外も色々一緒にやりたいっていま思ってるんですよ。カルタ君ともやりたいし…。
金子:
4月はよろしくお願いしますー!また名手ぶりを楽しみにしてますよっ!あとKALTA氏とのギグ企画も是非、お誘い下さい。またワタクシの愛車でお迎えに上がります。意外にご近所さんだという事も判明しましたし(笑)。
布川:
よろしくね。
金子:
うふっ。。

うふっってなわけで(?)次はりか姫登場です。

布川:
いやあ、最近はお世話になってます。
りか:
こちらこそ本当にお世話になってます!!
布川:
去年はデュオも何回かやりましたよね。それで、それがすごく楽しいし、勉強&練習にもなりました。どうもありがとう。
りか:
いえいえ カリスマギタリストに私なんかと DUOしてもらって・・・本当に恐縮です。でも布さんさすが!!楽しいです。。
布川:
いやあ、りかちゃんは演奏の持って行き方(流れ)が、ホントにフレキシブルだし、天真爛漫美酒爛漫って感じ。それにグルーヴがやっぱりしっかりしてるから、僕もホントにどんなアプローチにも行ける気がするんだよね。気分的に自由度が高い感じ…。
りか:
そう言っていただけると嬉しいです。でもこれは私が布さんを信頼しているので自由に遊ぶことが出来るのです。自由には信頼が大切で。それからいつも布さんは私の歌を誉めてくれて・・・そういう安心感も歌う側にはとっても大事。だから私も心を解き放って歌えるんだと思う。誰とでも自由感が出るとは限りません。不自由な時もあります(笑)まあそれは私がまだまだ精神的に未熟だからなんですがね・・・。そらから 布さんとはいくつもの杯を交わし・・・そういう事も大事ですよね(笑)
布川:
それは言えた(笑)。それで、11月に2回やったときはさあ、ますます何か芸風が拡がってきた感じがしたよ。もうだいぶ貫禄も出てさ…。唄い方にもすごく幅が出てきたと思ったよ。やっぱりレコーディングからホントに色々な仕事を経験して大きくなったってことか(笑)。
りか:
確かにレコーディングの後もず〜っとライブ中心で色々な方と共演し勉強させていただいてます。芸風・・貫禄・・・。う〜ん 私は一緒に演奏するミュージシャンによってかなり芸風が変わってしまう感がありますからねえ(笑)。それはまあ本当に自分のその時の気持ちに逆らえないというか・・気分が乗っちゃうとMCいっぱいしちゃうし。しゃべらずやりたい時は本当にサクサク曲に行くし・・・・。もちろんサウンド的にも色がその日によって相当違うという気がします。まあそれが良くも悪くもあると思いますが・・・どんな時もそれでも「たなかりか」って聞いてる方々が思ってくれるようになりたいなと思います。そういうのも貫禄につながるかな〜・・・。どちらにしてもまだまだまだまだ未熟です。がんばります!!
布川:
あのレコーディング、しかし初レコーディングとしてはすごく度胸座ってる、って言うかこりゃー大物だって思いましたよ。
りか:
そんな事ないですよ〜〜。もうどきどきでした。本当に。今思い出しても あの感覚はちょっと怖いです。楽しかったレコーディングというよりは苦しかったですね。自分の歌とあんなに向き合った事なかったから。でもいい勉強でしたし、あれがあるから今の自分があるみたいな。
布川:
でもホントに一所懸命なのは当たり前だと思うけどさ、なかなかしぶとかった(笑)。やっぱり最初から自分のイメージや意見をしっかり言えるってことは素晴らしいよ!アーティストの態度だと思います。
りか:
・・・・ある曲では・・・怖いものしらずで布さんに何度も駄目だししたあげく・・・ギター抜きという決断をしたことでしょうか・・・・(笑)ほんとすいません!!(笑)そんな時も布さんは寛大でした。ありがとう。
布川:
そうでしたね。何本もギター変えて弾いたよねえ…。実は切れてて帰ろうと思ってたってのよ(ウソウソ…笑)。まあ、今年も何かの機会にご一緒するでしょう。
りか:
もちろん!!今年も一緒にいっぱい演奏してください!!もう九州も決まってるしね〜〜♪やっぱり芋焼酎ですか(笑)
布川:
イヨッ、ドリンク娘!!そのときは飲みやしょう!



雄太君、りかちゃん、どうもありがとうございました!








ちなみに「俊樹の部屋」のバックナンバーを用意しています。見てない方はチェックしてね。





皆さん、このページに関するご感想を是非、下記 E-mail アドレスまでお送りください。それからQ&Aのページへの質問が相変わらず少ない。このままだとページ閉店売りつくしセール(ずっとやってたりして)をやらねばなりません。是非送ってちょ。



n-valis@da2.so-net.ne.jp




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