俊樹の部屋(?)

俊樹の部屋(第17回)


(98.5.26アップデイト)

1996年5月30日、歴史は始まりました。ついに布川俊樹のホームページがスタートしたのです。このページを立ち上げた4、5月はギターを弾くよりとにかくこのホームページ製作に追われる日々、日夜Macに向かっておりました。この「俊樹の部屋」は毎回僕がたわいもないことをエッセイ的に書き連ねたり、「徹子の部屋」みたいにゲストを呼んで対談をする、みたいなコーナーであります。

いやあ最近インターネットをあんまりやっていなくて、どうもホームページをいじくるのが億劫になっちゃってました。別にものすごく忙しいわけじゃないんだけど、ホームページ制作って仕事じゃないし、ちょっとした気分で面倒くさくなっちゃう。このページの愛読者(?)のご期待に沿えず大変申し訳なく思っております。書き始めると興が乗って楽しくなってきたりするんだけどね…。まあそのかわりと言っては何ですが、今回はいままでとは一風変わったゲストをお迎えします。はっきり言って「俊樹の部屋」の出演者の中では最もメジャーな方と言ってよいでしょう(マイナーなジャズ界とは大違いってか!)。あのフジテレビの朝の定番「ポンキッキーズ」のじゃかじゃかじゃんけんのキャラクター、コニーちゃんのデザイナーであり、はたまた「ウクレレマン」本人であるというもう子供界のヒーロー、木原庸佐(きはらようすけ)さんです。何でこのようなお方と知り合いになれたかと言うのは秘密です。

布川:
こんにちは、お久しぶりですね。5年ぶりですよ。
木原:
そんなになりますか。
布川:
真ちゃん(真之介君、とても凛々しい木原さんの御子息だ)がまだ2歳ぐらいでしたからね。もうこんなに大きくなって(小学校1年生)…。前に伺ったときに真ちゃんと一緒にテレキャスを弾いた(笑)。ギターも増えましたねえ。
木原:
これが、67年のギブソン335(とってもウォームでいい音がしました)。それから71年のレスポール(赤茶けたサンバーストでとても綺麗)、フェンダー.ストラトの新しいやつ。全部で10本ですよ。ウクレレも特注含めて6本。
布川:
いい楽器ですねえ。僕ん家よりたくさんある(笑)。
木原:
税金対策ですよ(笑)。
布川:
ひゃー。
木原:
そう言えば布川さんがジャズライフ別冊でビートルズの「イエスタデイ」をアレンジしてるでしょ。あれ練習してるんですよ。よくわからないところがあるんで弾いてもらえませんか?
布川:
ひゃー。


布川まったく忘れておりしばらく譜面を見ながら格闘する。


布川:
いやあ情けないなあ、結構難しい(笑)。こういうのって適当にギター弾いたのを譜面にして作ってるから改めて譜面通りに弾くのは難しいですね(苦しい言い訳)。解説文には簡単に弾けるって書いてあるのになあ…(笑)。
木原:
いやあ、でもジャズっぽい弾き方って言うかフィーリングはわかりました。


今度はしばし木原さんのウクレレと僕のギターでアントニオ.カルロス.ジョビンの名曲「Wave」をセッション。


布川:
いいですねえ。ウクレレとギターのマッチングってふんわかしていていいですね。それはギターと同じチューニングですか?
木原:
普通は4弦を1オクターブ上げるんですけどね。ハーブ太田(ハワイのウクレレの巨匠、リットー.ミュージックで教則ビデオを出している)っていう人がこういう風にやっている。それでギターの1弦から4弦までを4度上に上げるんです。
布川:
そうすれば音域も拡がって音楽の幅も拡がるんでしょうね。ところで木原さんはウクレレマンでレコーディングとかもしちゃってるんですよね。
木原:
そうです。CD(CD-ROM)も2枚出してます。レコーディングのときは近田春夫さんとかにも参加してもらって…。
布川:
それは素晴らしい。今度一緒にやりたいですね。あと幕張メッセとかでもやったんでしょ。
木原:
マック.ワールド.エキスポです。麦わら帽子かぶってウクレレマンの格好してやるんですよ。あとプロモーションで銀座の山野楽器の前でやったときも面白かったですね。
布川:
ウクレレマンって「ポンキッキーズ」のキャラクター?
木原:
ポンキッキーズではないです。ウクレレマンっていうのは4年くらい前にフジテレビの夏のキャンペーンのキャラクターだったんですよ。あれがきっかけでポンキッキーズをやることになってその中のゴー!ゴー!コニーちゃん!をつくることになったんです。最初はねえ、友達のバンドの曲があって、それに合わせてアニメ作ろうってことになって…。女の子踊ってるのがいいな、みたいなのがありました。アニメのソフトでディレクターってのがあってそれで4枚くらい絵を書きかえて…。
布川:
1コマずつ作るわけですよね。
木原:
そう。最初はキャラクターの名前もなかったんですけどね。最初は半年くらい続けばいいかなって思ってたんですけど…、4年も続いてます(笑)。じゃんけんで盛り上がっちゃいましたね。でも最初全部自分でやってたから、いまだに全部頼まれちゃうんですよ。普通考えるとキャラクター考えて原画書く人がいて、シナリオ書く人がいて、アニメを作るひとは誰か他の人がいてって思うじゃないですか。
布川:
うーん、大変だ。音楽とかはどんな風に?
木原:
音楽は僕の漫研(早稲田大学漫画研究会、やくみつるさんは1年先輩だそうだ。その他、ラズウェル細木さん、有名なところでは弘兼憲史さんを輩出している)の後輩でDTMやる子がいて、その子はウクレレマンのときも一緒にやってくれたんですけど…、作ってくれた曲のファイルをもらって、それと絵を合わせて、あとはサウンド.キャンバスでミディで鳴らしてるだけですね。音も自宅で録るんですよ。サウンドキャンバスにDATつないでみたいな…。アニメもウチで作ってMOなんかに入れて持ってくし、もう家内制手工業の世界です(笑)。だからビデオとか見るとおかしいですよ。最後のクレジットが、キャラクター設定木原庸佐、アニメ木原庸佐、シナリオ木原庸佐…みたいになってる。しつこく「やった分全部俺の名前入れてね」って言って(笑)。そうしたら名前出るわ出るわで大笑いですよ。でもこれが、人に作ってもらうと文句言っちゃうからねえ(笑)。人に頼んでも結局「違ーう」とか言って自分でやっちゃうんですよ。
布川:
うーん、わかるなあ(笑)。パット.メセニーとかもそんな人って感じしますよね。
木原:
アニメでなめらかな動きを出すのってたくさん絵を描かなきゃならないから大変でしょ。だからそういうのやんないんですよ、自分一人でやれる範囲で作ってるから…(笑)。絵が少ないからカクカクした動きになる。でもそれも個性だ…(笑)。
布川:
たしかにあのけじめのある動きがビシっとしてていいですよね。それがコニーちゃんの大人気の秘密なのかなあ(笑)。全然想像もつかないんですけど、ああいうのってどういうスケジュールで作ってるんですか?
木原:
いやあもうストックとかないじゃないですか。もう自転車操業。次の週やるのを前の日とか…(笑)。5日分ですからね。
布川:
すごいなあ!ところで最近インディーズ系の活動もけっこうされてるんでしょ。これ面白いですねえ(最近のフロッピーの作品を見せていただく)。
木原:
「江戸川インター」って言うんですよ(笑)。エドガー.ウィンターから取ったんですけどね。
布川:
アハハ(笑)。
木原:
これは某有名歌手の方(ウロシヨキ)に参加してもらっています。
布川:
読者の皆さんには説明してもわからないだろうけど、登場人物はサムライとカラスです。
木原:
カラスの声は井の頭公園へ行ってMDウォークマンで録ったんですよ。最初、自分で「カー、カー」って鳴き声を録ったんだけど、ちょっと恥ずかしくて(笑)。
布川:
アハハ(笑)。


いやあ、さすがに時の人、 楽しいお話を伺うことができました。もう木原さんのインディ−ズ関係ソフトは最高に面白い。いつか共演させていただきたいなあ…(笑)。左の写真は木原邸でなごむ2人の図です。ちなみに「俊樹の部屋」のバックナンバーを用意しています。見てない方はチェックしてね。








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