| 1、プロフィール | 1970 神戸大学医学部卒業 1972 同 大学大学院医学研究科入学(外科学第2講座) 1976 同卒業 学位取得(虚血性心疾患時の冠状動脈、左室造影に関する研究) 1977 国家公務員共済組合連合会 六甲病院勤務 1981 神戸市西区協和病院赴任 救急医療、諸検査、手術、麻酔に従事 1990 神戸市垂水区星が丘にて循環器科、胃腸科、リハビリ科を開業 |
| 2、開業医とは | 開業して9年目に入りました。開業医とはその地域に根ざした医療の最先端部であ ると痛感しています。この地域の一員であり単なる医療技術提供者ではありません。 いち早くその地域で発生している感染症を察知したり、慢性疾患(生活習慣病)に 対して薬だけでなく生活、食餌まで含めた話し合い、病気を未然に発見するための各 種検診の実施、往診を含めたお年よりにたいする全体的なサポート等々しなければ ならないことは山程あります。 また時には地域での出来事(井戸端会議的な)、近所の話、御家庭の不満や愚痴 などのお付き合いまでさせていただく訳ですから大変です |
| 3、患者さん との関係 |
病院勤務時代とは異なり病気そのものを見ているだけでは済みません 開業医を受診される患者さんはコミニュケーションを求めて居られます ある患者さんがお見えになり充分納得のいく治療、対話が出来たとき必ず引き続い て御家族、知人がお見えになります。 私は一人の患者さんの後ろには十人の患者さんが居られると思いながら日々診療 しています そうして何年もお付き合いして行くとその人、その御家族の体質、病歴がお会いした だけで思いだせます。 乳児期からお見えの患者さんが大きくなって来られた時にはつくずく自分も年が行 ったと感慨深いものがあります。 |
| 4、最も注意して いること |
予防や治療が可能な病気は問題ありません。 私がもっとも神経を使っているのは悪性腫瘍(癌)を如何に早期で発見し得るかとい うことです。 しかし自覚症状に欠けるというのがこの病気の特徴でもあります。 そこでいつも患者さんにお話ししているのは少しでも何か今までとは変わった症状に気 付かれた時にはかならず早めにお知らせ下さるように日々お願いしています。 |
| 5、インフォームド コンセントとは |
病気に対して一番理解しなければならないのはその患者さん御自身です。 しかし患者さんは専門家ではありません。 そこでご自分の病気、検査内容、治療法、注射薬、投薬内容など専門家たる医師が 患者さんに納得が行くように説明をすべきであります。 また患者さんも自分の体に対してもっと関心を持たれ昔のように医師に云われるまま では充分な治療効果は見込めません。病気とは患者さんと医師との両者が協力してそ れに取り組むべきものと考えます。 そのために医師は患者さんに納得の行く説明をすべきですし、また患者さんは医師に 充分な説明を要請すべきでしょう。それがいわゆるインフォームドコンセントだと考えます |