CEBU2000 

南国の星空でさまよう。

何故だろうか・・・、僕はこの界隈の島に来るととてもときめく。

夜中、誰もいないプールに飛び込んでみた。水温は昼間太陽に熱せられたせいで、

まだ温水のようだ。仰向けに浮かんでみる。すると、沢山の星達が僕を取り囲む。

耳は水中にあるので、自分の呼吸が聞こえている。夜中なので、まるでこの星達も、

椰子の木たちも、全て自分のもののような気がする。

このプールは円形で一番深いところで2M位ある、ダイビングの講習を行うためだ。

しばらくすると、面白い遊びを発明した。浮かばないように息を吐き出し、

水底に大の字に寝そべる・・・。そして夜空を見上げる。

しばらくゆらゆらと空の景色が定まらないが、やがて水面が鏡のようになると、

魚眼レンズのように真ん丸の 、

真っ暗な空の周りに沢山の椰子の木がにょきにょきと生え、

その後ろには数々の星達が現れた。そしてわずかに揺れる水の波紋が、

まるで風が空気をさらって行くかのようだ。

息が苦しくなってくるので、この不思議な景色を拝めるのはわずか数十秒だ。

口から息をわずかに吐き出してみる。すると僕の吐き出した息は、

空に吸い上げられる気泡となって、水面に昇って行き、

空の真ん中で真っ白な花火がはじけたかのように広がる。

仰向けになって、必死につかまっていた手をそっと離すと、

僕の身体は水面に浮かび上がろうとする。

しかし、そんな物理的な現象は頭の中にはない。

僕の身体は、夜空に向かって飛んで行く・・・!

すごいすごい!!南の島で椰子の木に囲まれ、

星達と一緒に夜空を飛び回っている・・・!!





麦藁の家に泊まり、美しい色のフルーツ達に囲まれ酒を飲む。

バンドの人たちが私たちを囲んで歌を歌ってくれる。

海に潜ると珊瑚たちが出迎えてくれる。

砂浜はホワイトサンド……。

そんなところで…せっかくいいところなのに目が覚めた。

次は〜〜新宿〜新宿〜〜、どちら様もお忘れ物のないように〜〜!!

庶民は労働に明け暮れましょう。

???今月の給料持ってあの島へ行ったら、

何日間過ごせるんでしょうね???