スノーフィールドには思わぬ危険も潜んでいる

 

クロカンは誰にでも出来る手軽なスポーツです。雪の上でのウォーキングと言っても良いものです。特別な訓練を積んだ人でなくても出来ます。でもフィールドは冬の山です。冬の山には思わぬ危険が潜んでいる事を忘れないでください。
天気が良い時には何でもないコースが、天気の悪化によって命の危険も伴うような難コースになることもあります。
また、最近はフィールドへの道路の整備などで、容易にフィールドまで行けるようになりました。これは一般のクロカン愛好者にとっては大変有り難いことですが、この「容易さ」が行動の「安易さ」につながってしまうと、危険です。
参考になりそうな新聞記事を掲載します。
これは朝日新聞(2002年3月19日夕刊)に掲載されていた記事です。
下線及び
赤字は筆者Kitaが強調するためにつけたものです。)

 雪の上高地にハイカー急増 環境省が初の実態調査

 雪に包まれた北アルプス・上高地に、スキーやかんじきなどで散策するハイカーが急増している。
 4年前に長野・岐阜県境に安房トンネルが開通し、冬も近くまで車で行けるようになったためだ。だが、気軽に入山し雪崩に遭ったハイカーもいるため、環境省は初めて実態調査を始めた。
 快晴だった今月上旬の日曜日。国道158号から歩いて釜トンネルを抜けしばらくすると、奥穂高岳など3000メートルを超す山々と大正池が目の前に広がる。夫婦2組で来た京都市の会社員羽生田英雄さん(53)は「冬は、この静寂さが魅力。童心に戻れます」と話す。
 夏には入ることができない林の中も、スキーなどで歩くことができる。河童橋の周りでは20人ほどが食事をしたり、休んだりしていた。写真が趣味で夫婦で来た岐阜県各務原市の川合登志枝さん(56)は「冬は来られないと思っていた。夏より山が近く見える」と感激した様子だ。
 雪原を歩くツアーも盛んだ。こうしたハイカーの増加を受け環境省は、1月から実態調査を始めた。2月までの集計では、土曜や休日は1日に数十人から200人前後が上高地に入った。半数が50代以上の中高年で9割が長野県外からのハイカーだ。登山が1割で、9割は山歩きやクロスカントリースキー。スキーウエア程度の軽装の人もいた。
 しかし、吹雪で視界がほとんどなくなることもある。1月には40代の男性が雪崩に巻き込まれ首まで埋まり、悪天候で引き返した女性もいた。
 安房トンネルが開通するまで、国道158号は冬の間、安房トンネル付近が通行止めになっていたため、冬の上高地に入るのは登山者に限られていた。
 「
危険を意識しない人が多いが、いつ事故がおきてもおかしくない」と、環境省の遠藤稔・上高地自然保護官は警告している。実態調査を踏まえ、同省は冬の入山を制限するか、利用を前提に安全対策を講じるか、検討を始める予定だ。

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