蓮花山ー迎客山ー晩霞山
(lian hua shan-ying ke shan-wan xia shan=約180m)
(2003年6月29日=晴れ)



      ▽ガイド 星海広場と動物園の間に延びる縦走路
      ▽交通  路線バス22、406、715路の「太原街」で下車
      ▽ルート 太原街から南の山麓を目指す。鉄塔が目標


■大連湾やビル群、黄海も一望

 大連市街の南部に位置する観光名所・星海広場の東側に連なる白雲山連峰(勝手に私が名付けた)は、とても気になる存在だ。広場の南北に延びて、南側の黄海とともに、海と山の美しい景観を作り上げている。下から見上げると、山並はとても高く見え、この広場を包み込む衝立のようだ。
 きょう、海事大学留学生の織田正さんと2人で、その白雲山連峰に登ってきた。しかし、何ごともいい加減な私の性格が災いして、主役の白雲山を踏み外してしまったのだ。とは言っても、天候にも恵まれ、「素晴らしい景色!」を連発する“満意”の山行ではあった。
 織田さんと、鉄道学院留学生の私が待ち合わせたのは、406路の太原街バス停。約束時間の午前10時、バス停で織田さんと合流。中国では、待ち合わせの相手と、時間通りに会えないことも度々あるが、大阪人の織田さんは、やっぱり日本人だった。2分前に笑顔で「ニイハオ」と笑顔で手を振って現れたのだ。
 東西を走る高楽基街を東に向かい、大連市国家税務局のところで右折。正面には鉄塔がそびえる小高い山が見えてきた。突き当たりで左折し、「吉吉汽車美容部」の建物があるところから入山。結果的には、ここから上がったのが、白雲山に行けなかった原因だった。もう少し先の東側から上がるべきだった。
 右手に鉄塔を見ながら登山道を登り、途中で出会った散歩のお年寄りに白雲山への尋ねた。そのお年寄りの説明は、「まっすぐ行って、稜線に出たところで左へ行き、白雲山の頂上からまた引っ返し、尾根を南下すれば星海広場に下りることができる」。が、これは後からわかったことで、私たちは白雲山への稜線を左に向かわず、右に折れてしまった。
 私が白雲山と思っていた蓮花山のピークに着いたのは10時35分。頂上にいた青年に聞いたところ、白雲山は北東約300メートルのところにあるピークだった。白雲山連峰の最高峰であろう白雲山を飛ばしてしまったわけだ。白雲山は次回の課題としても、この蓮花山からの展望は感動ものだった。
 北側には市中心部の高層ビル、大連湾、さらに後方には大黒山もはっきり見える。東側は大連森林動物園の山並、西側は台山と医科大方面、南は黄海が展望できる。このところ、霧がかかって見通しが悪かっただけに、きょうの透明感は感激だ。
 蓮花山の頂上からは下りとなり、再び上って次のピークの迎客山へ。途中の木陰になった林道で、4人の中国人がトランプ遊びを楽しんでいた。台山でも見た光景だが、山に登ってまでトランプ遊びをしなくてもいいと思うのだが、これが中国型の余暇の過ごし方なのだろう。
 途中で薮漕ぎを15分ほどして、無事に迎客山頂へ到着。この辺の山には登山道が至る所にあって、多少、道に迷っても遭難しそうにない。油断は禁物だが、ルートがいくつも張り巡らされているところが、大連の山のありがたいところだ。
 登山道から、さらに東側に続いている舗装道路に出てきたのが11時20分。ここから石段を上がり、航空機障害タワーを経て最南端の頂上である晩霞山に着いたのが11時30分だった。星海広場は右の足元、前面には黄海が迫っている。展望を楽しみ、中国語の勉強のこと、仕事のことなどを話ながら織田さんと2人で昼食。心豊かなひとときだった。
 晩霞山からは一気に下り坂。12時に腹ごしらえを終えて出発し、急な道を下ること約25分、公安局沙河口区分局の裏手に到着した。
 この後は星海広場の海側まで歩いて青島ビールで乾杯。乾いていたのどにしみ渡るようなおいしさだった。ひょっとして、このビールが飲みたくて山に登っているのかも知れない。

写真は上から
朝日に照らされる大連市街地
星海広場をバックに蓮花山の山頂で記念撮影
稜線からは台山がよく見える
晩霞山からの下山途中。山並みと高級リゾートマンションが美しい