それでは、中国茶の中から代表的ないくつかの種類を取り上げて説明をしましょう。 《鉄観音茶》 ![]() まず、鉄観音茶からお話ししましょう。鉄観音茶はウーロン茶の一種類です。お茶をたてる前に急須を温ためます。たてたお茶が冷めにくいし、香りも長く持つからです。半発酵したお茶ですから、お茶の葉を伸ばしてから飲むと、味と香りがもっとよい状態でいただけます。日本の玉露と同じで、最初のお茶はそのままこぼして捨て、二番茶から飲みます。このお茶は、名前の通り、たくさんの鉄分が含まれているから、貧血症にいいんですよ。そして食後に飲むと、消化を助けて脂分を分解する作用もあるといわれています。 《人参ウーロン茶》 ![]() 次はもう一種類のウーロン茶を紹介しましょう。朝鮮人参とウーロン茶でつくった人参ウーロン茶です。ふた付きの湯飲みに茶葉を入れてお湯を注いでください。お茶の色が出て来たら、ふたで葉を除けながら飲みましょう。中国の人は、ふたで少しのすき間を空けて、口にお茶の葉が入らないように上手に飲みます。日本のみなさんは、ちょっと慣れないかも知れませんが、挑戦してみてください。ティーカップに茶葉を入れて、お茶の色が出てきたら、葉を除けながら飲んでくださいね。少し甘くて、おいしいですよ。その上、中高年の心脳、血管病などに効果があるようです。 《岩茶》 ![]() 次は岩茶です。青茶の一類で、海抜の2000メートル以上の高山で採取される野性のお茶です。摘むことが難しいだけに、値段は少し高めです。ちょっと、面白い話があるんですよ。葉を摘むのは、飼育された猿。信じられますか? 猿ならば、傾斜が急な場所で自由に動き回ることができるからなのです。岩茶を立てるのは急須。一番茶から飲んでください。味は、少し苦いので、たばを吸う人やお酒を飲む人にお勧めです。 《プーアル茶》 ![]() プーアル茶について説明しましょう。黒茶の一種類で、加熱した茶葉を高温状態で保ち、菌を加えて全発酵させたお茶です。古ければ古い葉ほどおいしいのです。プーアル茶は黒茶の代表格。やせる茶と呼ばれています。いま、日本ではやっている爽健美茶の主成分はプーアル茶です。コップにプーアル茶を入れて、お湯を注いで飲みます。このお茶は、体脂肪と血液中の中性脂肪とコレステロールを下げることができます。内分泌を調節することもできますから、便秘の方にもよさそうです。 《緑茶》 ![]() そして次は、日本人が大好きな緑茶です。緑茶は中国のお茶生産量のうち七割も占めます。渋みがなく、独別の香ばしさがあって、おいしいですよね。熱を下げる効能もあって、人気があります。代表格はロンジン茶、ピールーチュン茶です。 《紅茶》 ![]() 中国人の最も好きなお茶は紅茶です。紅茶は完全発酵したお茶で、世界中の紅茶のルーツにあたります。渋みがない、濃く出しても、ストレートで味わえます。そして体を温める作用もありますから、オフィスなど一日中冷房にさらされているには人に向いています。それに安いのも大きな魅力になっています。 《白茶》 ![]() 白茶というお茶もあります。このお茶は太陽と月の光でしおれさせ、乾燥させた弱発酵茶です。茶葉に白く細かな産毛があるので白茶と呼ばれています。さっぱりた飲み口で、代表格は白豪銀針、白牡丹です。 《花茶》 ![]() 最後は花茶です。花茶には、菊花茶やハマナス茶,桂花茶,茉莉花茶,紅巧梅花、金蓮花、千日紅などがあります。それでは、私が大好きな2類をみなさんに紹介しましょうね。 菊花茶は小菊の花を乾燥したものです。お湯を注いでから独有の苦味と甘味がゆっくりひろがります。そしてこのお茶は解毒、解熱作用があり、眼にもいいといわれています。北京では、昔から風邪予防に効き目があるとして飲まれています。 ハマナス茶はバラ科のハマナスのつぼみを乾燥したものです。香りもバラと同じで、とてもいいんですよ。ビタミンCが含まれていて、お風呂に入れることもあり、皮膚にいいといわれています。 |