ワイルド・アット・ハート(1990)
(原題:Wild at Heart)

監督
デビッド・リンチ 
David Lynch

キャスト
ニコラス・ケイジ 
Nicolas Cage
ローラ・ダーン 
Laura Dern
ウィレム・デフォー Willem Dafoe
→Back To Filmography
→Back To Top
クリスピン出演度:★
イカレクリスピン度:メーター振り切った為、測定不可能。
リンチさんもバカな時があったんだな度:★★★★★

あらすじ
セイラーとルーラはラヴラヴカポー。
ある日、二人の仲を引き裂こうとするルーラの母が差し向けた刺客を、
セイラーは見事に素手で殴り殺します。
服役したセイラーは仮出所したその足でルーラと落ち合い、そのまま二人逃避行☆
毎晩踊って毎晩セックス、とってもステキに刺激的な毎日♪
一方その頃、ルーラの母マリエッタは執拗にセイラーの命を狙います。
まずは恋人のジョニー君を差し向けますが、何だかイマイチ働きが悪いです。
なので、次の手。殺し屋サントスにセイラー殺しを依頼。
こいつはマジです。マジでやる気です。
ついでにマリエッタの恋人ジョニーも殺す気マンマン。
そんな事とは知らないバカップルセイラーとルーラ。
お互いの過去を話し合い、刺激的な旅の中、バカップルなりに愛を育んでいきます。
育むのはいいけどさ。
アンタ達、大丈夫なの?
殺し屋来るよ?
マリエッタ、本気だよ?ただ単にセイラーが憎いだけじゃないんだよ?
っていうかさ、アンタ達。
これからどうするのさ……?

所見
この作品を見た時の、最初の驚愕。
髪が、ある。
いや『誰の』とは申しませんし、あると言ってもせいぜい『今よりは』といった程度でございますが。まぁいいや。そんな事はどうでもよろしいのです。
よろしいのですが、この作品で彼をカッコよく思える事が、
この作品に入り込む為の必須条件な気がするのです。
……それでも充分カッコ悪いんですけどね☆

さて、内容でございますけれど。
デビッド・リンチ作品だから複雑なお話なのでは……?
といった心配は一切無用でございます。
濃ゆ濃ゆバカ映画でございます。
大体ニコラス・ケイジ氏主演ってだけで濃ゆいのに、共演者がまた片端から濃ゆく。
まるでバターで煮しめた上にケチャップで味付けして
チーズとマヨネーズをトッピングしたかのよう。
そんな濃ゆ濃ゆな海の中を、主人公の二人は疾走します。
疾走っぷりがまた、前半は楽しくって楽しくってバカでバカでもう本当にリンチ作品か?
って感じですだよ。
今となっては懐かしいスラッシュ・メタルで踊りますよ。
場面転換はエロシーンですよ。
何だかさっきっから無駄に言葉を繋げてますけど、曰く言いがたいんですよ。
友人タニコがこの映画を好きだとカミング・アウトした時はアタクシ
指差して大笑いしたもんですよ。そんな映画なんですよ。
でもアタシもこの映画大好きなんですよ。人のこと笑えないんですよ。
そのくらいのバカ映画なんですよ。大変なんですよ。

とはいえ、やっぱり後半の暗雲立ち込めてくる感じはやっぱり凄くリンチ節。
バカップル達の関係にも、少し変化が見えてきます。
この辺りになると、前半散々笑かしてくれた二人の幸せを、本気で願いたくなるのです。
そしてラスト。『ラブミー・テンダー』を歌い上げるセイラー君ことニコラス君に
本気で惚れつつ拍手を送るのでございます。
アタクシのこの微妙なオススメ心、ご理解頂けてますでしょうか?
とにかく、この作品のおかげでアタクシすっかり洗脳がキマッて、
ニコラス君の濃ゆさこそが彼の魅力だと、骨の髄まで認識させられました。
彼の眼光は……凄いぜ?胸毛も凄いぜ?(←全世界の人間が知ってるから)


みどころクリスピン
真打でございます皆様。
いやもう、これを観ないとイカレクリスピンの真髄を語る事はできないと
ここに断言させていただきます。
出演時間は5分に満ちません。
ストーリーに深く食い込んでくる役でもございません。
ただ単に、ルーラの思い出話として登場するだけです。
だがしかし。だがしかし!!
このイカレ具合、もはや伝説扱いしても過言ではございますまいッ!!!
クリスピンのファンなら観てくれッ!!
そして奴の底知れなさを知り、戦慄して頂きたいッ!!

今回のクリスピンの役は、ルーラのいとこ、デル役でございます。
クリスマスが大好きで、大好きで、大好きで、『ジングル・デル』と呼ばれています。
ジングル・デルは狂ってます。一年中クリスマスだったらって思ってます。
クリスマス以外の時は、割合常に絶叫してる模様です。
黒いゴム手袋の男達に追われてます。
彼はそう信じてます。奴らはステキなクリスマスの邪魔をするのです。
白のアンダーシャツとおパンツ姿で、黒いゴム手袋を絶叫しながら突っつきます。
徹夜でサンドウィッチも作ります。
『何してんの?』なんて質問は厳禁です。
パンツにゴキブリ飼ってます。
現在は行方不明です。
自宅前で、渾身のデル・ステップを踏んだきり、行方知れずになりました。
……そんな役です。
デルの出演シーン8割を、もう説明してしまいました。
それでも、アタクシの言葉など、あの演技の前では何の役にも立たないのです。
是非ご覧下さい。
あえて、クリスピンファン必見作品と、ここで宣言させて頂きます。

さて、そんなジングル・デル君のイカレ度は計り知れません。
測定不能です。この判定、ご覧になった方なら皆様肯定してくださると思います。
そして更に。
クリスピンファン的に、ジングル・デル君に敬意を表し、
この作品をクリスピンファンのクリスマス映画に指定したいと思います。
……いいじゃないの、アタシ達、クリスピンのファンなんだもの。
聖夜に、素手で人を殴り殺す男が主人公の映画を観たってさ☆

→Back To Filmography
→Back To Top