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2009年11月23日
「更新する!」と、いいつつ
なかなか更新できず申し訳ないです。
父親が入院してしまい、あれやこれやと忙しくて
手が回りませんでした。
来週退院が決まってようやく落ち着いてきたんですが
ちょっと頭が回らないので
今回は、もし次も本を出すことができたら
載せようかな?と思って書きためてたのを
一本放出します。
かなり長いので根性決めてお読みください。
私が大学生一年生の頃、ある同級生の女性から
いきなり話しかけられたんです。
その話かけてきた女性は
どの角度から見てもゴリラ。
暇さえあったら
タイヤでウホウホ〜!と
叫んで遊んでそうなくらいの
見事なゴリラ。
小学生くらいなら
握力だけで殺せそうなくらいの
完全なゴリラ。
そんな女性だったんですが
正直、そんなに性格がいい訳でもなく
よくいる「前へ前へ!」と目立とうとする女性で
私はそういう人はあまり好きでは無いので
仲が良かったはずもなく
ただ同じクラスというだけだったんですが
いきなり話かけてくる・・・・
ゴリラ「ねぇ?スネ〜ク君。
ちょっと聞いてもいいかな?」
私「ん?何?」
ゴリラ「スネ〜ク君の友達でさ。
身長が180くらいあって
顔は俳優系でスタイルはモデル系で
優しくてかっこよくて
できたらお金持ちで車持ってる男の人っている?
いたらさ、紹介して欲しいんだけど。
私、「今は」彼氏いないからさ。
別にそんな欲しいわけじゃないんだけど
まあ彼氏の一人くらいはいてもいいかな〜?と
最近ちょっと思うわけ。
でもさ、やっぱり妥協できないじゃん?
だからできたらさっきの条件を
完璧に満たしてる人がいいんだけど。」
たった一つのセリフで
どんだけ私に
突っ込ませたいんだ?
普通の女性がそんなことをいうときは
冗談で言うんでしょうけど
このゴリは本気ですからね。
目がオ〜ディションを
受けてる時のような鋭さで
表情も一切笑ってない。
本気で言ってるなら上等じゃねえか。
全部に突っ込みいれてやるわ!
まず身長180以上で顔は俳優で体型はモデル系で
優しくて金持ちで車持ってる男の友達を
知らないか?ってところだな。
お前が聞いてることは
「ねぇ、スネ〜ク君。
ドラえもん飼ってる?」って
聞いてるのと同じだバカが。
漫画の中でのみ存在を許されてるような生き物を
現実世界で本気で探すな。
病院に入りてえのか?
ただ!可能性は無くはないよな。
芸能人クラスで探したら
その条件を満たしている人はいるだろうよ。
ただ冷静になって考えてみろ。
まずお前の顔。
ほぼ北京原人じゃねえか。
まだ進化の途中じゃねえか。
何を血迷ったのかその顔で
日サロに行って顔を焼いてるから
よりいっそう北京原人に
近づいてるじゃねえか。
そして体型。高校生の時はソフトボ〜ルをやっていた!と
意味不明に授業中に騒いでたが
そのソフトボ〜ルをやめたせいか
かなりドスコイ体型ですよね?
皆さんはご存知ですか?
お相撲さんって見た目はデブですけど
中身は凄い筋肉なんですよ。
表面は脂肪で覆いつつ中はガッチリ。
この彼女も
有り余る筋肉を脂肪で隠し
小鹿くらいだったら
首をひねって殺せると思う。
その上、一頭丸まる生で
一人で食いきる。
絶対食いきる。
そんな女子力士原人体型です。
そして性格。
お前、この前スポ〜ツの時間に
バスケをやっててドリブルが全然できない女の子が
クラスの男に「かわいい〜♪」と言われてるのを聞いて
そのドリブルができない女の子に
ひざ蹴りを入れてたよな?
相手のふとももに
ムエタイよろしくの
突き刺すような鋭いひざ蹴りを。
しかもその様を真似しようとして
ついさっきまで獲物を見つけた猛獣の勢いで
一直線に鮮やかなドリブルをしてたのに
あ〜!私もドリブル苦手〜!とか
言ってドリブル中に
ボ〜ルをわざと蹴飛ばし
先生にあててしまって
怒られてたよな?
もちろんクラスの誰からも
「かわいい」と言われずに終わり
八つ当たりでさっきのドリブルができない女の子に
今度は頭突きを入れてたよな?
また、たまたま歩いていたら
女子トイレから叫び声が聞こえてきて
「なんだろう?」と耳を済ませたら
あなたの声で、驚くことに
「早く出ろよブス!
お前は外でしろよ!」と
叫んでたよな?
自分はブスを通り越して
北京原人なんだから
お前こそ外でしろよ。
野生だろ?と、私に思わせたよな?
そうやって考えていくと
顔はゴリラ兼北京原人。
性格は獲物(男)を
捕獲するためなら
横取りも殺戮もかまわない。
サバンナで戦う野性のおきて的な
発想の貴様を
金持ちで顔もスタイルも完璧で優しい男が
貴様を選ぶと思うか?
世界中を回り
被災地をボランティアし続けるような
超好青年でも
貴様のことはガレキの山に
埋めると思う。
そして「今は」彼氏がいないという発言。
過去を振り返っても
お前を通過していった男は
一人もいたことがないクセに
何を「今はあえて作ってない」
みたいな言い方をしてんだハゲ。
何が「彼氏の一人くらいは、いてもいいかな?」だ。
彼氏ができない現実に歯ぎしりし
タイヤをぶん殴って
ウホウホ吼えながら
暴れまくり町内に迷惑を
かけまくってるのは明白なのに
上から物を言ってるんじゃねえ。
んでやっと最後だ。
「やっぱ妥協はできないじゃん?」って
貴様のような生き物が
この大学に生存してるのを
許してる私たちが
死ぬほど妥協してるのに
ワガママぬかしまくりやがって
そんなに理想の彼氏が欲しけりゃ
野生のおきてを遂行して
その腕力で捕獲してこい。
警察に麻酔銃を撃たれながら
必死にサバンナまで逃げて
そこで好きなだけ食え。
まともな出会いじゃ無理と
現実を見ろボケが。
今、思い出してもむかっ腹が落ち着かず
たったワンフレ〜ズの会話で
こんなに突っ込ませるな!
では話を戻しましょう。
忘れたかもしれませんが
続きは「最高にいい男いない?」の続きからです。
私「そんな男いるわけないじゃん。
仮にいたとしてもそういう男は
彼女がいるに決まってるだろ?」
ゴリ「あ、別に彼女がいてもいいよ。
本当に私のお眼鏡にかなう人なら
私の魅力で横取りすれば
いいんだしね♪」
やっぱてめえは
サバンナ的発想の獣じゃねえか。
何が「私の魅力で!」だ。
てめえの魅力は生きるために必要な
獲物をハンティングできること!
ってだけだろ?
この平和な平成の日本に
そんな魅力を求めてる男なんぞ
一人もいねえぞボケ!
私「バカなこといってるんじゃねえよ。
そんな男はいねえよ。無理無理。
そういうのを探してるなら
他を当たってくれ。」
ゴリ「え〜・・いないんだ〜・・・
あ、でもさ、スネ〜ク君、この前さ。
駅前歩いてたよね?ほら日曜日に。」
私「は?なんで知ってるの?
たしかに歩いてたけど・・・・」
ゴリ「そのときにさ、隣に友達いたでしょ?
あの人、超かっこよかったように見えたんだけど。」
う・・・・この野郎・・・めざといな・・・
たしかにそのときに歩いてた男友達は
なかなかの男前です。
身長は168くらいで低いんですけど
顔はまずまずの男前。性格もいい奴です。
しかしなんたる野生の勘というか
あんな所を目撃してた
貴様の嗅覚には
恐怖すら覚える・・・
私「いや、あいつはたしかに顔はいいけど
身長は168くらいしかないし
金も持ってないし車も持ってないから
条件に当てはまらないから無理だね。」
ゴリ「う〜ん・・・
この際だから妥協してあげる!
だから合コンやろう!
その友達連れてきて!」
何が妥協してあげるだ!
そのずうずうしい性格と
顔と存在をまず妥協しろボケ!
冗談じゃない!誰がこんな奴に
私の大事な友達を紹介するもんか!
ふざけんな!
私「無理無理!絶対無理!
あいつ理想高いしきっと無理だって!」
ゴリ「理想高いの?
じゃあ私クラスじゃないと
満足できないって事でしょ?」
野生は時に残酷であり厳しい世界だ。
そこで生きてきた身として
自分に自信があるのはわかる。
貴様はサバンナに放り出されても
百獣の王・ライオンが相手でも
ありあまる腕力で
首を締め上げて殺すだろう。
そういう「野生度」と
いった魅力では
最高レベルにいるのは
間違いない。
ただこの近代日本に
そんな魅力はいらんのだ!
ウンコしてもケツを
拭かなそうな野生度は
何の魅力にもならんのだ!
自覚せい!化け物!
私「いや、無理だって。
絶対紹介しないから。合コンも無理」
ゴリ「え〜・・・じゃあさ。
とっておきを出してあげる。
私の友達にさ、モデルやってる子がいるんだ。
そのモデル友達一人と
私の友達の中で特にかわいい子二人呼んであげる。
これならどう?」
な・・・なんですと?
いや!冷静になれスネ〜ク!食いつくな!
よく言われることだし自分でも経験したことを
よ〜〜く思い出すんだ!
「女性はかわいい子を連れてくるといっても
自分以下しか連れてこない!」という
鉄則を忘れたのか!また痛い目にあいたいのか?
ただもう一人の
スネ〜クが「モデルだぜ?
美人じゃなきゃモデルは
できないんだぜ?
4人中3人はハズれても
一人は大当たりの
可能性大だぜ?」
と、ささやいていやがる・・・
え〜い!黙れ!黙らんか!
私の中の「欲望・スネ〜ク」め!
私「ち・・ちなみにそのモデルの友達は
雑誌とかに出てるの?」
いか〜〜ん!
誰か私を止めてくれ〜!!
ゴリ「雑誌モデルじゃないんだけど
この前、スカパ〜の番組に出たとか言ってたよ。
理想が高い私から見ても
あの子はかわいいね。」
スネ〜ク1「な・・なんだと!テレビに出たのか?」
スネ〜ク2「落ち着け!
こういう甘い話に飛びついても
ロクな事がないって知ってるだろう?
現に悪い予感は感じてるだろう?」
スネ〜ク1「たしかに・・・嫌な予感はしてる・・」
欲望・スネ〜ク「人生はな〜・・
ギャンブルだよ・・」
スネ〜ク1・2「な・・・なに?」
欲望スネ〜ク「よ〜く思い出せ。
お前は乗るかそるかの博打が好きだろう?
人生リスクを避けるのは当然だ。
リスクを回避する能力が優れてるからこそ
人間は長生きできる生き物。
それが他の生き物との違いだ。
ただお前は知ってるはずだ。
リスクを負うからこそ
リタ〜ンもでかいということを・・」
スネ〜ク1・2「くっ・・・・・・」
欲望スネ〜ク「いけ!いくんだよ!
ここで断っても後で後悔して
「やっぱいっとけば・・」と
眠れなくなるのはお前達なんだぜ?」
スネ〜ク1・2「ぬう・・・たしかに・・・」
欲望スネ〜ク「「天国に行くにも
地獄に行くにも三途の川は渡らなきゃ
どっちにもいけないんだぜ?なぁ。スネ〜ク1・2.
ここはリスクを背負っても
天国を目指すべきじゃないのか?
それが俺たちスネ〜クの
生き方じゃないのか?」
スネ〜ク1「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
スネ〜ク2「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
このとき、スネ〜ク1・2 欲望スネ〜クが
ガッシリ手を握り合った・・・
スネ〜ク1「行くしかねえよな・・・」
スネ〜ク2「それが俺たちだもんな・・・」
欲望スネ〜ク「幸せになろうぜ俺たち。
くっくっく・・・・」
スネ〜ク三者会議により・・・
予感を欲望で
一気に踏み倒し
突撃決定!
私「わ・・・わかった!わかった!
乗ってやるよチクショウ!
じゃあいつにする?」
ゴリ「やった〜。じゃあね日にちはね・・・・」
この後、とんとん拍子に話は進み
私も指定された友人の他に
頭数合わせの二人を誘い人数も合わせ
合コンの日がやってくる。
顔のいい友人「今日、本当に
モデルくるんだろうな?」
私「信用しろ。スカパ〜に出たほどのモデルだ。
間違いはない。
ただ他の3人には
期待するな。
たぶんサファリパ〜ク状態だ。」
顔のいい友人「そうなると4人の狙いが
一点に集中するが・・・」
友人B「たしかにそうなるな・・・」
友人C「その場合はどうするんだ・・・?」
私「早い者勝ちでどうだ?
強いものが勝つ。
それが男だろう?」
顔のいい友人「なかなか強気だな。
その深海魚みたいなツラで
よく自信がもてるもんだ。」
友人B「まったくだ。その顔で。」
友人C「本当にまったくだ。その顔で。」
てめえら合コンに行く前に
原型がわからなくなるほど
ボコボコにされてえのか?
まあ正直このとき、勝ち目は無いと思ってました。
自信なんてまったく無し。
私も張り切りすぎてしまって
顔のいい友人の他に友人Bも友人Cも
なかなかの男前ですし
しゃべり・笑いでは勝てるだろうけど
顔で勝てる勝率は
1%未満であろう。
自分で選んだ人選だからしょうがないし
試合終了のホイッスルを
聞くまで何が起こるのか
わからないのが勝負の世界。
その1%未満であろう勝率でも
まあ勝負できるだけいいか!と思ってました。
そして合コン会場となってるカラオケボックスに
移動する私たち。
しかしここで私の体内予感センサ〜が働く。
カラオケ屋に入った瞬間に
体中の毛が逆立つような感覚に襲われる・・・
一歩、また一歩と進んでいくと
今度は目の前で火を恐れない
ゴリラが縄を持って
待ち構えてるような
恐怖を感じる・・・・
こ・・・こいつは・・・やばいかも・・・・
私の予感はけっこう当たるんです。
特に嫌な予感はめずらしいくらい当たる。
その予感センサ〜の針が
限界を突破して
壁に突き刺さるくらいの勢いで
反応している・・・
くっ・・・・なんてことだ・・・・
このバカ友人共は何も感じないのか?
この指定された203号室の
カラオケの扉は
私にはワニの口に
見えている・・・・
全身から警告が出てる!
やばい!この感覚はやばい!
顔のいい友人「どうしたんだよ?早く入れよ。
モデルだぜ?モデル」
私「ちょっと・・・いいかな?」
顔のいい友人「どうした?」
私「俺の予感だと・・・・
中には化け物しか
いない気がする・・・・」
顔のいい友人「ん・・・んなことあるか!
モデルだぜ?一人は絶対に当たりだって!」
私「なんとなく・・・俺の体内のセンサ〜が・・・
俺の悪い気を感じる力が・・・・
中にはとんでもない
顔面戦闘力を誇る4人の
悪しき力を感じるのだ・・・
確実に4つ・・4つなのだ・・」
友人B・C「へ・・・変なこというなよ。
びびらせて自分はモデル取る気か?
いいから行こうぜ!引き返せないんだから!」
私「うむ・・・じゃあ一応言ったからな。
じゃあ行くぞ!」
悪い予感を一気に踏み潰し
ワニの口に手をかけて一気に扉を開ける!!
そこに待ち構えていたのは!!!
全員見事にゴリラ。
バナナをこよなく愛し
興奮して今にも胸を
ドコドコ叩き出しそうなゴリラ。
ライオンが相手でも
一歩も引かずに絞め殺しそうな
メスゴリラが4匹・・・・・
なんたる戦闘力・・・・!!
私たちなんぞ2秒で
殺されてしまうぞ!!!
もう冗談抜きでハンパじゃない。
大げさでもなんでもなく完全にゴリラ。
全員鼻と口の間に
二本の縦線が入ってる
顔面戦闘力が強すぎる
メスゴリラ4匹。
今すぐ麻酔銃をもってこい!
強力な奴だ!
生半可のでは効かんぞ!
野生にも効く奴をもってこい!
バカバカ!私の大バカ野郎!
だからあれほど変なリスクを背負うなと・・・
スネ〜ク1「だから言ったじゃねえか!
なんだこいつらは!
ジャングルに王国でも
作れそうな連中じゃねえか!」
スネ〜ク2「どうすんだよこの状況!
戦って腕力で逃げ出そうにも
絶対に殺される。
殴る力が違いすぎる!
欲望スネ〜ク!てめえどこいった!」
欲望スネ〜ク「きょ・・今日は
店じまい。また明日遊ぼうね♪」
ぶっ殺すぞ欲望スネ〜ク!
顔のいい友人も友人B・Cも
絶句している・・・・そりゃそうだ・・・・・
男と女の戦いを
楽しむために来たのであって
本当に生き死にをかけた
野生の戦いをしにきたわけでは
無いのだから・・・・
もちろん私も言葉を失った・・・
もうどんな言葉を出していいのかわからない・・・
どう見ても全部ゴリラ。
完全なゴリラの群れ。
見れば見るほど悲しくなる・・・・・
そのゴリラの群れを見ていたら
私は信じられない言葉を
吐いてしまった・・・・
私「・・・・・・ウ・・・ウホ?」
何を言ってるんだ私は!
殺される!殺されるぞ!
たしかに見た目はゴリラだ。
完全にゴリラだ。ショックがでかいのもわかる。
でも向こうは一応人間のつもりだ。
その一応人間のつもりの人たちに向けて
発した初めても言葉が「ウホ・・・」
絶対に殺される!
どど・・どどどど・・・どうしよう?と
頭の中がパニックになった時に
ゴリラ達が口を開こうとしてる・・・・
絶対に怒られる・・・
「バカにしてんの?ふざけないでよ!」と
怒られて殴られる〜!!!
ゴリラ4匹「ウホッ!」
通じてるよおい!
ゴリラ語が成立しちゃってるぞ!
よくゴリラの鳴きまねをするときに
人間は「ウホウホ」と言いますが
どうやら間違ってないみたいです。
ウホでゴリラと会話できます。
ノ〜ベル賞ものの
発見だぞこれは!
幹事ゴリラ「まったくおもしろいね君は。
さあ、入って入って!早く始めよう!」
私「ちょっとその前に!
ちょっと確認したいことがあるんだ。」
幹事ゴリラ「ん?な〜に?」
私「この中でモデルさんがいるはずだよね?
あの・・・どなた?」
幹事ゴリラ「ま〜ったくスネ〜ク君は
いやらしいんだから〜。
え〜と、この子よ。」
と、紹介されて立った女性。
女性というよりメス。
間違いなくゴリラ。
見まごう事なきゴリラ。
モデルゴリラ「私よ。モデルやってるの。」
幹事ゴリラ「かわいいでしょう〜?
悔しいけど私もこの子には勝てないと思うもん。
この子ばっか狙っちゃダメよ!」
たぶんですけど
ゴリラの中では相当の
美人なんでしょうね。
これだけ褒められてますし。
ただ人間から見たら
ゴリラにしか見えない。
ゴリラの感性も気持ちも
人間にはわかりません。
私「あの・・・テレビに出たことがあるとか
聞いたんですけど・・・」
モデルゴリラ「あ〜、スカパ〜の?
出たよ、ちょっとだけだけどね。」
「野生の王国」に
メインで出演されて
ジャングルで暴れてるのを
隠し撮りされた!としか
思えないんですが・・・・
幹事ゴリラ「さあさあ、もういいでしょ?
あとで自己紹介するんだから。
さあ入って始めましょう」
これから始まる殺戮ショ〜・・・
獲物は当然私たち
小動物4匹。
私たち4人は肩を寄せ合うように
ソファ〜に座る・・・
誰かに支えてもらってないと
泣いてしまいそうだから・・・
幹事ゴリラ「じゃあまずは自己紹介しようか。
じゃあ私からね。
え〜と、幹事ゴリラです。
今日はいい男がいっぱいで
若干テンションが上がってます♪
楽しく騒ぎましょう!よろしくお願いします〜!」
他ゴリラ3匹「いえ〜〜〜!」
ゴリラ達とは対称的に
テンションは地を這う勢いの
私たち4人・・・・
モデルゴリラ「どうもはじめまして。
モデルゴリラです。
あんま乗り気じゃなかったんだけど
いい男を目の前にしてヨダレが垂れてきました!」
他ゴリラ3匹「や〜だ〜!最悪〜!
超下品なんだけど〜!ぎゃはははは!」
あの・・こっちは
笑えないんですけど・・・
食べる気ですよね?
捕食する気満々ですよね?
モデルゴリラ「今日は、はじけるんで
よろしくお願いします!」
他ゴリラ三匹「いえ〜〜〜!」
はじけないでください。
おとなしく檻に帰ってください。
ハンタ〜呼びますよ?
その後残りのゴリラが自己紹介を終えて
今度はこちらの番。
私「あの・・・スネ〜クです。
麻酔銃を忘れて
今、深く後悔してます。
よろしくお願いします。」
正直やけくそでした。
もうどうにでもなれ!と思っていいました。
だってウソつかれてるんですもん。
モデルはモデルでも
「動物モデル」とか
そっちの枠ですもん。
やる気なんか起こるわけない。
だからやけくそで言いました。
モデルゴリラ「麻酔銃で眠らせて
どうする気なの?スネ〜ク君?」
他3匹「超やば〜い!寝込みを襲う気でしょ?
ちょっとやめてよね〜!」
これだけ前向きに
捕らえて生きていけたら
どれだけ幸せなんだろう?
野生に生きる者達は
生命力からして違う!と
思わされた返しです。
顔のいい友人「あの・・Aといいます。
ちょっと体調が悪いので
今日は早めに帰るかも
しれません。
よろしくお願いします。」
幹事ゴリラ「え?体調悪いの?大丈夫?
じゃあ私が介抱してあげる。
私の家近いから
うちで休ませてあげてもいいよ。」
他3匹「ちょっと幹事、いきなりA君狙いが
丸出しなんだけど。エロ〜い!」
早く逃げ出すための先手を
野生の反応力で見事に潰され
下手すりゃ巣に連れ込まれ
出産を前提に交際される
可能性も出てきました。
それを見てた友人B・Cは
何をやっても無駄!と思ったのか
名前だけを言って
挨拶を終わらせてました。
そして始まった野生の合コン。
溢れる生命力をぶつけんばかりの勢いで
迫ってくるゴリラ4匹。
開始1分でいきなり「席替えタイム〜!」と叫ぶと
生き死にを戦い抜いてきた
その腕力で肩を寄せ合う私たちを
強引に引き離しにかかる・・
いや・・ちょっと・・・あの・・・
ハハハ・・ハンタ〜!
日本で腕に覚えのあるハンタ〜を
至急20人ほど呼べ!
金ならいくらでも払うから!
しかし叫んでも当然ハンタ〜が
助けに来てくれるはずもなく
なすすべなく引き離された私たち・・・
幹事ゴリラは早くも顔のいい男友達「A」を
両手で抱きかかえ
匂いを擦り付ける野生行動
「マ〜キング」を行っている。
さらばAよ・・・・
私は野生と戦う力は
残念ながら持っていないのだ・・
せめて幸せになってくれ・・
そんなカオスの中、私はちょっとほっとしてたんです。
私は他3人に比べたら顔面戦闘力が明らかに下。
食物連鎖で言ったら
微生物くらいのレベルです。
ゴリラは雑食ですし
あえて微生物を食べに来るわけがない。
だから我が身は安心!と思っていたんですが
当初の目的だった
「モデル」と言い張る
モデルゴリラが近づいてくる・・
近づけば近づくほど
見事にゴリラ丸出しだ。
野生度高い匂いに
クラクラしそうだ・・・
モデルゴリラ「ど〜も、スネ〜ク君。
今日、もしかして緊張してる?」
緊張していないわけがない。
ゴリラに囲まれて
生命の危機を感じているのに
平静でいられるほど
私の肝は太くない。
私「まあ・・・ちょっとしてるかな・・・
こういう場ってあんま経験ないんでね。」
モデルゴリラ「へぇ〜。あんま経験ないんだ?
他の人たちは経験ありそうだね?」
私「たぶんよく合コンやってるのかな?
けっこう男前でしょ?他の三人。
みんな性格もいいしね。
その点、俺なんて全然ダメだからさ。
顔はよくないしギャンブルで
借金まみれだし
親父は蒸発しちゃったし
お袋は男作って逃げちゃったし
弟はヤクザだし
本当に俺はダメな奴なんだ。」
ちなみにギャンブルはしますけど
お小遣いの範囲で遊ぶ程度だし
親は両方健在でピンピンしてますし
当然普通の生き方をしてます。
ただより多くのマイナスを見せて
私から1%の興味も無くさないといけないので
思いつくままの必死のウソです。
ちなみに弟だけは
「ロックで世界をとる」などと
世迷言を毎晩叫びながら
あまりに下手すぎて
自分で作ったグル〜プから
クビになるほどの腕前なのに
堂々と言ってしまう
ある意味ヤクザより
痛い人間ですけど。
もう私の男生命にかかってますから
普通の人が聞いたら最初は「ウソ?」って
思ってしまうところを
ウソにウソを重ねて「お袋からは
DVを受けていたから男を作って逃げると思ってた。
親戚一同で私と弟を誰が育てるか?で揉めて
押し付けあってる所を見たときは
人を信じられなくなった。
でもお袋の妹のおばちゃんが
うちのお袋を探し出してくれて・・・」とか
自分で自分が怖くなるほどのウソを
ベラベラとしゃべりまくって
信じ込ませる事に成功しました。
よし、これで大丈夫。
誰だってあえて不幸になりたい奴なんていない。
これで私は論外に去った事は間違いないな。
モデルゴリラ「へぇ〜。そうなんだ。
私、不幸を背負ってる人が好きなんだ。
「あ、私がいないと
この人ダメだ!」って思える
弱々しい人が
タイプだからスネ〜ク君は
ちょっといいかも♪」
そんなもん、ゴリラとして
野生でライオンや象と
戦って生きてきてる君たちが
私たち人間を見たら
誰だって弱く見えるわ。
私らは素手でライオンとかに
間違っても勝てませんから。
野生では捨てられることなんて普通なんでしょうね。
引くことはなく
前へ!前へ!と出てくるゴリラ・・
もう変に会話しないほうがいいのだろうか?
しかし会話も拒否するのは人として
最低な気がする。
第一声が「ウホ」の時点で
いまさら「最低」なんていう権利は
無いかもしれないですけど
でも最低限の礼儀はつくさないと・・・
そんなこんなで一応会話をしていたら
開始1時間が経過したところで
幹事ゴリラがついに動き出す・・・・
幹事ゴリラ「せっかく盛り上がってきた所だし
みんなで私の家にこない?
今日、親がいないし騒ぎたい放題だから。
ちなみに部屋も4部屋あるから
いろいろできるわよ〜♪」
他3匹「ちょっと幹事ゴリラやばいんだけど〜。
超エロ〜い。シモネタじゃん〜。」
幹事ゴリラ「まあまあ、盛り上げるためには
そういうのを入れていかないと。」
他3匹「ぎゃっはっは!超ウケるんだけど!」
こっちはいよいよの場面で
とても笑ってる余裕なんざねえ。
巣に連れて帰り捕食に
動いてきやがったな・・・
このまま巣に連れ帰られてみろ。
何匹ゴリラを生産させられるか
わかったもんじゃない。
逃げる!ここは何が何でも逃げる!
大体開始1時間で家に連れ込もうなんて
野生の決断と行動は
あまりに早すぎる!
もっと人間的な
グレ〜時間を楽しめんのか!
私「あの・・・俺はちょっと用事があって・・
あの親が入院してて。」
モデルゴリラ「あれ?さっきお父さんは
蒸発してお母さんは男を作って逃げた!って
言ってなかったっけ?」
なんてバカなウソを
ついてしまったんだ私は!
逃げる一番の理由に使えるのは
「親の不調」だ。これを食い止めてまで
残そうとするものは生物として
おかしいと否定できるほどの
強みがある理由だ。
犬だってアリだって
生みの親は大事にしますから。
しかしその命綱を断ち切ってしまっていたとは・・・
何か考えろ!何か考えるんだ!
私「いや・・だから・・あの生みの親は
もういないけど
育ての親が入院してて
今日も見舞いに行かないと・・・さすがにね。
かわいそうでしょ?」
顔のいい友人A「そうそう。
やっぱ毎日見舞いに行ってあげるのが
親孝行ってもんじゃん。
ここでこいつを止めちゃうのはかわいそうだよ」
ゴリラ4匹「う〜ん・・そうだよね・・・」
お・・・おまえ・・・ナイスフォロ〜じゃねえか・・・
す・・・すまない・・・・
正直なことをいうと
私だけ助かればいいと思っていた。
お前らなんかゴリラと
ジャングルに愛の巣を作って
北海道あたりの山奥で
ひっそり暮らせばいいと思っていた。
そんな自分が恥ずかしい・・・・
本当にすまない・・・・
反省するよ・・・・そしてありがとう・・・・
顔のいい友人A「で、俺たちも
やっぱり友達だからさ。
スネ〜クについていって
やろうと思うんだ。
ほら、やっぱ俺たちだけ楽しんじゃ
こいつもかわいそうじゃん。
友達としてさ。」
友人B・C「うん、そうだよな。
友達は大事だし、俺たちだけ楽しむのは
申し訳ないもんな。
だから俺たちも帰るよ。」
てめえら・・・私をダシに
使って便乗し
一緒に逃げようって腹だな・・・
お前ら気づいてないみたいだけど
その方法論はまずいんだって!
決定的な欠点があるんだって!
そこの穴に気づかれる前に訂正しろ!
やつらは野生度が高いから
気づく可能性があるんだから!
早く!早く訂正しろ!
モデルゴリラ「友情熱くていいね〜。
じゃあさ、私たちも
一緒にお見舞いに行こうよ。
そしたらさ、みんなで
帰ってきて
また遊べばいいじゃん。」
幹事ゴリラ「あ、それいいじゃん!
スネ〜ク君の親も
友達いっぱい連れて行けば
安心するだろうし
美女四人も連れて行けるんだから
鼻高々になれるね!それがいいよ!」
ほらみろバカ共が!
こうなることを
なんで予測できねえんだよ!
大体本当に病院に行ってどうする?
うちの親はこのときはたしか
四国に夫婦で旅行に
行ってたはずだぞ?
良い言葉ではないですが
病院に行って、もう死にかけの
会話もできない人を捕まえて
お母さん!と泣き叫べと?
今のところ「親」としか言ってないので
死にかけのジジイだったら
「お父さん!」にセリフが
変わりますけど。
あ〜!もうどうすんだよ!
せめて私だけでも逃がせよ!
そしたら警察を呼ぶ気でいたのに
お前らのいらん便乗のせいで
めんどくせえことになったじゃねえか!
私「いや、気持ちは嬉しいけど
8人で病院に見舞いにいったら迷惑だから
やっぱいいよ。俺、一人でいくわ。
気持ちだけ受け取っておくよ。」
友人B・C「いいから行くって!」
ゴリラ共「じゃあ私たちは
入り口で待ってるよ。それならいいでしょ?」
もう私をほっといてくれ!
大体病院の入り口の前で待ってるって
そんなに私たちを
捕食したいのか?
そんなに腹いっぱいに
食いたいか?
もうどうにもならんぞ!
いよいよヤバイ!って時に
周りを見たらさっきまでいたはずの
顔のいい友人Aがいない。
何回確認してもゴリラ4匹と
人間3人しかいない。
まさか・・・・まさか・・・・・
あの野郎、逃げやがったな・・・
そして気づいた後に
携帯に入ってきたメ〜ル。
「ごめん、お腹痛いから先に帰る。
お金はカラオケの本の
ミスチルの所に挟んでおいたから
それで払ってくれ。悪いな。」
あいつ絶対に殺す!
何があっても殺す!
ふざけんな!一対一でも
死ぬほどしんどい思いをしてるというのに
多対1になったら
5秒で脱がされて
10秒で食われるぞ!
もう最悪の状況にプルプル震える私と
友人B・C・・・・
しかしここで奇跡が起こる・・・
幹事ゴリラ「え〜?A君帰っちゃったの?
ちょっとひどくな〜い?
なんで黙って帰っちゃうのよ!」
私「いや、そんなことを言われても・・・」
幹事ゴリラ「あ〜あ、しらけちゃった・・・
A君いないんじゃもういいや。
もう帰ろう。家も使わせない。」
モデル他2匹「え〜、ちょっと待ってよ〜。
いいじゃん、A君いなくても。遊ぼうよ〜。」
幹事ゴリラ「い・や!もう私のうちも使わせないし
あんたらも
私が連れてきたんだから
一緒に帰るからね。
もうお開きね。」
モデル他2匹「え〜!なんで〜!
いいじゃん。私たちは関係ないじゃん!」
幹事ゴリラ「私が開いた合コンよ!
なんで主催の私が
目当ての男捕まえられないで
あんたらがゲットするのよ!
絶対ダメ!みんな帰るからね!」
わがまま・自己中
目立ちたがり
他人の幸福が許せない人。
こういう性格を持つ人は
必ず嫌われます。現に私は上記のような人間が
死ぬほど嫌いです。
でもこのときばかりは
自己中ってステキ・・♪と
本気で心の底から思いました。
自己中ゴリラ最高だ〜!!
かくして私たちは幹事ゴリラの自己中爆発により
奇跡的に無事に生還できました。
私と友人B・Cは手と手を取り合い
「自己中ってステキだな・・」と
何度も何度も語り合いながら帰っていきました。
そして後日・・・・
私たちの仲間で自己中を発揮し
勝手に黙って逃走したA君。
自己中はステキということがわかりましたが
男の自己中は別ですので
鼻血が出るほどの
強烈な鉄拳制裁を
お見舞いしておきました。
さあ、最後に皆さんもご唱和ください。
女の自己中って
ステキですよね♪
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