かわいいパートナーの 健康╱守・り・ま・す
診療案内…病気をゼロにする、ことだけでなく、その子とご家族にとって何がベストなのかを常に考えながら
治療方針の徹底的な説明と納得度に基づく治療を目指して
どんな症例でも、まずは飼い主様からのお話に基づいて、一般身体検査をし、更なる検査が必要かを調べます。そして問題点をリストアップし、次の検査あるいは治療に進みます。ただ、節目節目で飼い主様とお話をし、十分な納得をいただいて次に進むようにしています。こちらで勝手に事を進めることは一切ありません(救急救命時を除いて)。なんでも質問して下さい。疑問をそのままにしないようにして下さい。動物を囲んで獣医師、看護士、飼い主様みんなが協力する形が何より一番大切だと考えますので。
その必要性の徹底的な確認とメリットデメリットの判断を常に
バオでは避妊手術・去勢手術を始め、腫瘍切除、骨折、靭帯損傷、あとで述べますが眼科手術、エキゾチックアニマルの各種手術などを行っております。その手術は必要なのか、手術をしたらどうなるのか、しなかった場合は、などを術前に飼い主様と十分話し合って、その子にとってのベストな方法を考えます。
QOL(生活の質)の向上・維持のためにできることを
いわゆる心臓病は中高齢の小型犬に多く見られ、超音波診断技術の向上によりネコちゃんにも少なからず見られることがわかってまいりました。いろいろ検査方法はありますが(検査体制のページをご参考に)動物に負担をかけず、最大限の情報を得ることは検査で大事なことであります。そしてQOL向上・維持のためにはお家での毎日の投薬ということがほとんど必須になります。飼い主様のご努力が、かわいいパートナーの日々の生活を快適なものにするカギなのです。頑張りましょう!
病状の解明と迅速な対応を目指して
風邪のような症状でも、人間の風邪とは違うかもしれません。そもそも動物たちが食欲を無くすくらいしんどい時は、人間だと入院間違いナシの状況と思われます。あと、咳は喉頭・気管などの上部気道の炎症でも起こりますが、気管支や肺、場合によっては心臓がそもそもの原因の時も多く見られます。症状は似ているが原因は様々なものには検査が必要ではないでしょうか。ただ、重度な呼吸困難を起こしている動物に検査などで余計な負担をかけては非常に危険であることから、まず酸素吸入や治療から入る場合もあります。すべて、その子その子の状態に応じて。
似たような症状も原因が違うことも珍しくない
似たような症状が違う原因からと言う可能性は消化器系も同じです。嘔吐をしている動物の原因は非常に様々です。飼い主様の情報は非常に大切です。それと、吐物や便などは、百聞は一見にしかずで非常に情報をもたらしてくれ、診断にも役立ちます。
尿の分析、エコー検査が威力を発揮する
ネコちゃんには近年、膀胱結石が非常によく見られるようになりました。たぶんペットフードとの関係は否めないと思います。ただ、バランスのとれた食事として便利なので、バオでも信頼できるメーカーのフードは一応おすすめしています。それと高齢のネコちゃんに多いのが慢性腎不全。食事は少なく やせてきて、水はよく飲み、嘔吐も少なくないなどの症状が多いです。食餌療法、内服、注射処置(点滴)などを組み合わせ対応しています。
多飲多尿、皮膚疾患などとの関連の中で
ホルモンの病気も案外多いものです。一見他の科の病気のように見えるものの本質が実はホルモンの病気だったと言うことも少なくありません。皮膚病全て、多飲多尿の症例すべてでホルモンの検査が必要だとは思いませんが、治りにくいもの、あるいは他の疾患が否定された後はそのような検査が威力を発揮することになります。時期を逸せず、進めていくことが推奨されます。多いホルモンは少なくする、少ないホルモンは足すという治療が行われます。
人との共生には必要な避妊・去勢、「犬印」とはいかないお産の対策
最近はお産そのものが減りましたが、予定外の妊娠や、計画しての出産は当院でも少ないがあります。小型犬は今や犬印ではなく、時として帝王切開適応となります。受精、妊娠、出産は病院と飼い主様が二人三脚で進めていかねばなりません。それと出産行為は多く夜中に行われますので、密な連絡、夜間病院との連携も重要です。それと、未避妊のメスの中高齢の卵巣・子宮疾患はけっこう多いものです。子宮蓄膿症は放っておけば死に至りますので多くの場合外科手術が適応となります。未去勢のオスも前立腺疾患や肛門周囲の病気になりやすく、メス・オスともに繁殖の予定がなければ若い内の避妊・去勢をおすすめ致します。
QOLにかかわる神経疾患。異常箇所の特定が大切。
一般身体検査、動物の観察、神経学的検査を徹底的に行います。特殊な診断機器がない時代、それで診断をしていました。MRI、CTが使えるようになった昨今も基本は同じです。ただ、どうしても病態をピンポイントで解き明かす必要がある時は連携するセンターにご紹介致します。その際も各病院でのベースとなる診察が決め手となることが多いものです。
まずは診断。そして治療の選択。そして最善の手術を目指して
交通事故が幸いにも減少し、偶発的な骨折・脱臼などが増えました。外固定(ギプス)だけで充分なものは外科をしなくてよいでしょう。しかし骨折や脱臼の程度が重度なら、外科手術が必要となることが多いでしょう。その子の肥満度、運動性、年齢、その他様々な条件と照らし合わせ、ベストな方法を常に模索していきます。
ステージに合わせた理想の治療を目指して。QOLの向上か?積極的な外科か?放射線治療も選択肢に
腫瘍は病理学では新生物などとも呼ばれ、身体に出来た自律的な増殖をするようになった細胞の集団のことを言います。形のない白血病などもありますが、多くは何かしらの増殖物。良性のものは切除により解決するものも少なくないですが、悪性になると取ってしまえばおしまいにはなかなかならないもの。外科、内科(主に抗癌剤治療)、その他補助治療などをうまく組み合わせ、腫瘍と闘うことになります。が、何より大切なことはその動物のQOLを向上・維持すること。腫瘍をとにかく叩けばいいわけではなく、動物のQOLを常に考えた治療が必要となります。写真は大阪府立大の放射線治療装置(リニアック)。これも利用できるようになり、治療の選択肢は広がりました。
皮膚疾患の多くは全身の問題と関わっている
患者様のご来院理由の結構常に上位ランクの皮膚科です。季節を問わずほぼ毎日来院されます。アレルギー性皮膚病、脂漏症、膿皮症、寄生虫性皮膚疾患、真菌症、内分泌性皮膚疾患などなど、そのベースとなる疾患は実にバラエティに富んでいます。その中から原因をつきとめ、起こっている症状の度合いを知り、全身との兼ね合いを念頭に置きながら、ベストな治療法を探っていく。見た目80%の診断。あとの20%を検査で埋めていく作業です。「体質」が左右する類のものは治療には根気が必要になることが多いのも事実です。
眼が赤い、しょぼしょぼしている、涙・目やにが多いなど、眼科疾患は多岐にわたる疾患の割に症状は共通している
大切な視力を担う2つの眼。そのつぶらなひとみを良い状態に保つため、とにかくよく見て、キズはないか、涙はでてるか、構造は大丈夫か、眼圧は正常か、などを必要に応じて診ていきます。内科治療が中心ですが、角膜のキズが深かったり(デスメ膜瘤)、眼圧が高かったり(緑内障)、まぶたに腫瘍ができたりした場合は外科をすることになります。
寿命あるかぎりその歯で食事ができるように
バオでは開業当初から歯科診療は積極的に行ってまいりました。永久歯で生涯食べられますよう、治療、ご指導してまいりました。ワンちゃんネコちゃんは齲歯はほとんどなく、歯周病が中心です。歯のブラッシングなど、日頃のケアが決め手です。幼い頃よりの習慣化が大事ですね。小型犬には乳歯の遺残もよくみられます。またウサギさんには不正咬合が非常によく見られます。人間の歯医者さんのように、次は何何します、とか何回も治療できません。基本歯石を取るのも、抜歯をするのも、他の処置をするのも、全部一度の麻酔時に済ませてしまう努力をします。でも、やはり歯石は付かないようにするのが一番ですね(予防)。尚、Dr.BAOは日本小動物歯科研究会の会員です。
まだまだ多様化が続く分野。ワンちゃんネコちゃんの応用では診療はできない
私たち小動物獣医師はいろんな動物を診なくてはいけません。今でこそいろんな専門病院ができつつありますが、25年前の開業当初、多くの病院は犬猫病院でした。そんな中、ウサギさんや小鳥さんを飼っておられる方も多く、勤務していた病院でもそのような動物の診療をしていたこともあり、開業当初より、エキゾの診療をしてまいりました。ただ、年々、その動物種は拡大するばかり。。動物種が違えば、それぞれに医学は存在するわけで。。日常診療していてワンちゃんネコちゃんの情報の応用だけではとても対応しきれるものではありません。そこでエキゾチックペット研究会や鳥類臨床研究会に属し、できるだけ新しい情報の収集に努力致しております。
薬の副作用との葛藤の中で目指した統合医療への道
我々獣医師が大学6年+勤務αで学ぶことは西洋医学を基にした獣医学です。そして開業してからもほとんどの勉強の内容は西洋医学です。バオの言う「統合医療」は、あくまで西洋医学をベースとし補完的に東洋医学を応用したもの。よく「鍼治療(だけ)してほしい」と問合せをいただきますが、今までの検査・治療との兼ね合いもあります。治療経過をちゃんと聞かせていただいて、不足している検査・治療は追加させていただくこともあるかもしれません。独立した鍼治療施術院ではございません。その点ご了承下さい。
夜間救急は北摂夜間救急動物病院と連携して
北摂夜間救急動物病院を地域の先生方と立ち上げた頃、Dr.BAOも当番医として月一程度出ていましたが、本当の意味での急患は半数くらいだったと思います。日頃飼い主様が注意していれば、様子を見ずにすぐ病院に連れて行けば、という症例がかなり多かったように記憶しています。ただ、本当に事故や発作や急変など、救急疾患は昼間はもちろん当院にご連絡いただければ結構ですが、ただ、手術などでどうしても対応できない時もありますので、必ず前もってのご連絡をお願い致します。そして急変が夜中の場合は、当院が会員であります箕面の北摂夜間救急動物病院0727302199にご連絡下さい。翌朝当院に夜間病院からFAXが届き、その後の診療がスムーズに行われるようになっています。
設備・人員的にどうしてものケースは高度医療施設と連携します
ダックスフントなどでよく見られる椎間板ヘルニアのCT検査・手術は連携センターに依頼するようにしています。その理由は、麻酔が一度で済み、場所の移動が最小で済むことです。バオでも外科は可能ですが、診断となるCT検査ができないので、提携センターと連携します。また心臓外科、門脈シャントなどの特殊な手術は依頼します。その他一見高度に診られる医療も飼い主様とよくご相談の上、バオでできるか否かを良く判断し、その子のベストを見つけます。(提携センターは「関連施設」ご参照下さい↓)
なってから では、遅くはなくても後悔されますよ
たとえばネコちゃんのカゼ。ワクチンを打っておけば無症状か非常に軽度な症状で済むところが、こじれると食欲廃絶し、入院の点滴療法で何日もかかり ようやく回復するなんて例も珍しくありません。ワクチン1本打っておけばよかった、という例です。ジステンパーやパルボではそれでは済まない、つまり命に関わることも多いのです。あとフィラリアですが、ワンちゃんは室内犬でもおすすめしています。外にいる子は尚更です。バオの病院周辺は昔竹藪だったような土地柄で蚊も多く、外にいる子で2年予防しなければ大多数がフィラリア陽性になってしまいます。ネコちゃんのフィラリア予防はケースバイケースでおすすめしています。
それと、災害時などに威力を発揮するのがマイクロチップです。挿入器の針は結構太いのですがよく研がれているのかネコちゃんでもほとんど痛がらず装着できます。チップリーダーも豊能地域の公的機関にはDr.BAOが発案し地域獣医師会が寄贈して、持っていないところを無くしています。(また全動物病院が所持しているとは限りませんので他院へ検査に行かれる時は先にお問い合わせ下さい)
ワンちゃん、そして外と接点があるネコちゃんにはノミ・ダニ予防もおすすめします。従来からの滴下型のフロントライン、そして2012年からは、月1回飲んで予防するノミ・ダニのお薬も登場しました(ワンちゃん用)。ライフスタイルに合わせてご使用下さい。
設備・人員的にどうしてものケースは高度医療施設と連携します
個人病院の限界はあります。24時間365日は働けません。それに高額な検査機器は必ず飼い主様方へ金銭負担としてのしかかってきます。ということで、夜間・時間外は箕面の北摂夜間救急動物病院と連携し、椎間板ヘルニアその他の特殊な治療は大阪・VRセンターまたは葉月会・高度医療センターと連携します。また白内障手術は地域獣医師会の専門医にご紹介致します。